トイレタンク内のオーバーフロー管が折れたりして便器内に水漏れしてしまったときに、
自分で交換して修理する際にオーバーフロー管の汎用品を購入する必要がありますが、「適合する汎用品の選び方がわからない!」と困る方もいると思います。
私はオーバーフロー管の適合サイズを調べるのに苦労しました。
オーバーフロー管は、密結形用38㎜と51㎜の2種類、スミ付形用32㎜と38㎜の2種類の合計4種類があって、メーカー問わずに汎用できるというところまでは調べられたのですが、そこからの「38㎜とか51㎜」という洗浄管のサイズがどれに当てはまるのか?がわからなくて苦労しました。丸一日調べてやっと判明しましたが…こんなに分かりにくいのか?とイラつきました。
このページでは、
- TOTOの「S517B」対応のオーバーフロー管の汎用品の紹介
- 適合する汎用品の調べ方や選び方
- オーバーフロー管の汎用品を選ぶ時のチェックポイント!
- TOTOの純正品の交換用のパーツの型番を調べる方法
- オーバーフロー管の交換方法
を紹介します。
そして今回、TOTOに問い合わせをしましたが、汎用品を選ぶ為に参考になる情報は教えてもらえずにがっかりしました。問い合わせの経緯はあとがきで紹介しています。
古いトイレは交換部品を探すのが大変!!
<古いトイレは交換部品を探すのが大変!!>
トイレの型が古くて純正品の交換パーツが販売終了になっていた場合は、交換部品を探すのが大変かもしれません。
今回「ボールタップパッキンの交換方法」の記事作成のついでに、我が家のトイレの機種[TOTOのS517B]のオーバーフロー管に適合する汎用品を調べようと思ったのですが、選び方の基準が分からなくて適合する汎用品を調べるのが大変でした。
調べた結果、我が家のトイレの機種(TOTOのS517B)のオーバーフロー管は廃盤になっていましたが、代わりのものが売っていることが分かりました。
ただこれを探し出すまでが大変でした…。
こういうのを探す時ってコツがいるんですよね。
検索して運良くパパッと見つかる時もあれば全然見つからない時もあります。
以下のページでは、どうやって探したら汎用品が見つかるのか?適合品の見分け方のコツを今回の経験をもとにして案内していきたいと思います。
どこが大変だったのかというと「オーバーフロー管の内径が何mmなのか?がわかればどの汎用品を買えばいいのかがわかる」というところまではいけたのですが、洗浄管の口径を調べるのが難しかったのです!
それを調べる方法も紹介したいと思います。
少しでも皆さんの時間の節約になれば幸いです。
「TOTO:S517B」の純正品と汎用品のオーバーフロー管は?
先ずは我が家のトイレの交換部品の型番を紹介します。
同じ型番の方は参考にしてください。
我が家のトイレタンクの型番:TOTOの「S517B」
■S517B(トイレタンク)の説明書などの検索(※読み込みに時間がかかります。)
品番 : S517B(※S517BRと同じ)
商品名:防露式手洗付密結形ロータンク
大洗浄水量:12リットル
発売時期 1975/06/20
生産終了時期 1992/06/30
- 取扱説明書(冊子)PDF
- C417R系+S516、S517系
C 4 1 8 系+S516、S517系
C 4 1 9 系+S516、S517系 他
- C417R系+S516、S517系
TOTOのS517Bの純正品のオーバーフロー管の型番は?
<TOTOのS517Bの純正品のオーバーフロー管(商品名:ロータンク排水弁)>
品番 :TS516CZR ※販売終了
商品名 :ロータンク排水弁
→説明書PDF
→商品情報詳細
●主な適合タンク品番 : S516B・S517B・S518B
●構成部品
レバーハンドル : THY425-2R
排水弁:TH5F0146+THY416R+TH21064F
パッキン:TH91447S+TH91510S
※セットに含まれていないですが、タンクと便器を接続するボルトは取付ボルトTS516DSです。(ボルト部分からタンク外部に水漏れした場合にはパッキンを交換するとなおります。)
【TS516CZR(商品称:ロータンク排水弁):仕様型番一覧・分解図】
●構成部品
TOTOのS517B:純正品のオーバーフロー管の購入先は?
純正品の購入先
【TS516CZR ロータンク排水弁一式(レバーハンドル付き)】
■楽天市場 / ヤフーショッピング 14100円~
※ハンドルがセットになっているから高い!
※すでに廃番になったフロート弁 TS516CZR[分解図PDF]の構成部品を組み合わせたものです。
<TS516CZR:純正品パーツをバラで購入> 同じ店舗内で一式揃います。
一部部品で済むのであれば、単品で買えば安上がりだと思います…とは言え汎用品のセットの方が安いです。(※パッキンは劣化しているので必ず交換しましょう。)
<廃盤排水弁部TS518CR(S517Bにも互換あり)を再現するための必要部材>
■排水栓部:TH5F0145 3,036円 (←TH5F0146ではないが互換あり)
■フロートバルブ:THY416R 1,254円
■レバーハンドル部:THY425-2R 5,544円
■つば付ナット:TH21064F 1,100円
■密結パッキン:TH91447S 374円
■三角パッキン:TH91510S 187円
※ボルトナット:TS516DS 1,155円 (排水弁部の構成品ではありませんが使用年数が長い為、タンク着脱時は必ずご用意ください←お店側の説明(※1)
(※1)ボルト2本分のパッキン2個(TOTO パッキン TH91379S)だけ取替えれば大丈夫です。※タンクからボルトを取り外さなければ交換しなくても大丈夫です。
\これは排水栓部のみ/
TOTOのS517B:互換品のオーバーフロー管の購入先は?
互換品(汎用品)の購入先
<TS516CZRの汎用品:一式で購入> ←こちらがおすすめ!
汎用品を買った方が安いです!(※レバーハンドルは付いていません)
■汎用品のロータンク排水弁一式 「PH840-38」3138円
オーバーフロー管の探し方は?適合する汎用品の選び方!
<適合するオーバーフロー管を早く見つける方法>
「トイレタンクの型番」+「オーバーフロー管、サイフォン管、ロータンク排水弁のいずれか」で検索して、対応機種にタンクの型番が書いてある製品を買うのが一番早いです。
・まずは「タンクの型番」+「オーバーフロー管」で検索してみましょう!
→オーバーフロー管 totoで検索 / ヤフーショッピング
→オーバーフロー管 totoで検索 / 楽天市場
→オーバーフロー管 totoで検索 / アマゾン
汎用品のオーバーフロー管の説明欄に適合するタンクの型番が書いていない場合は、商品情報から適合するものを選ばなければいけません。
汎用品の選び方:オーバーフロー管はメーカーを問わない
サイフォン管(オーバーフロー管)は、メーカーを問いません。
密結形用38㎜と51㎜の2種類、スミ付形用32㎜と38㎜の2種類の合計4種類でカバーできます。
その中でタンク排水口のサイズが合うものを選びます。
(※INAXのものでも「洗浄管サイズ:32㎜・38㎜・51㎜」に適合したものを選べば汎用品が使えます。)
まずは、「密結or隅付」+「ハイタンクorロータンク」を確認します。
下の画像を見ればどれに当てはまるのか?がわかると思います。
※家庭用の一般的なトイレのほとんどはロータンクです。
※右上の画の「密結型」は「密結ロータンク」です。

参考に我が家のトイレの仕様で見てみます。
<トイレタンクの商品情報>
品番 : S517B(※S517BRと同じ)
商品名:防露式手洗付密結形ロータンク

以下の4種類から選びます。
(※家庭用のトイレはほとんどがロータンクです。)
汎用品の品番 | 筒の高さ | 幅(下の図「B」) | 洗浄管サイズ | 適合 |
PH840-38 →アマゾンで購入 | 300㎜ | 60㎜ | 38㎜ | 密結ロータンク用 |
PH840-51 →アマゾンで購入 | 67㎜ | 51㎜ | ||
PH84-32 →アマゾンで購入 | 60㎜ | 32㎜ | スミ付ロータンク用 | |
PH84-38 →アマゾンで購入 | 38㎜ |
<サイズの見方>

TOTOのオーバーフロー管の汎用品の適合が判断しにくかったのです!
汎用品の密結形用は、洗浄管サイズ(内径)が38㎜と51㎜の2種類あるので、我が家のトイレがどちらのタイプなのか?を調べたいのですが、実はこの「洗浄管サイズ」というのを調べるのが大変でした!
汎用品とTOTOの純正品のオーバーフロー管やゴムフロートの商品情報が一致しないので適合が判別出来なかったのです。
- 汎用品は洗浄管サイズの「○○㎜」という情報が書いてある
- 純正品は洗浄管サイズの「○○㎜」という情報が書いていない
実は純正品の(商品図.PDF)に洗浄管サイズの「G1 1/2」と書いてあったのですが、解読出来なかったのです。(素人にはムズイ…)
のちにこのようなサイズだとわかりました。
<洗浄管サイズ>
G1 1/4=32mm
G1 1/2=38mm
G2=51mm
これが解読できていたら早かったのに!😭
(TOTOさんも分かりやすく「mm」で書いてくれれば良かったのに!わざと分かりにくくしてません?!)
…なので、TOTOの商品検索サイトで、トイレタンクに適合するオーバーフロー管の商品図を見れば、洗浄管のサイズが何ミリかがわかりますね。
しかしこの商品ページにたどり着くこと自体が難しかったので、以下で紹介する方法を、洗浄管サイズを判別する方法として紹介いたします。
オーバーフロー管の汎用品の選定には「洗浄管サイズ」を知ろう!
メーカーの仕様表を見ても、メーカーのお客様相談室に電話しても、洗浄管サイズ(内径)が分かりませんでした!(※「G1 1/2」が解読出来なかった…m(_ _)m)
私がやっと発見したのは、フロートバルブのサイズで見分ける方法でした。
まずは適合するフロートバルブを探します。
<適合するフロートバルブの探し方>
「タンクの型番」+「ゴムフロート(又はフロート弁・フロートバルブ)」で検索すると純正品のフロートバルブの型番が出てくると思います。
商品の適合リストに目当てのトイレタンクの型番が載っているか?を確認してください。
フロートバルブのサイズで洗浄管サイズを見分けられる!
「TOTO:S517B」のフロートバルブ(ゴムフロート)の純正部品である、「THY416R(商品情報詳細.PDF)」の商品情報から以下のような図を見て判明しました。

上記の図の60mmというのが、下記の一覧表の幅に当てはまったので汎用品の「PH840-38」に当てはまるということがやっと判明しました。(これがなかなかわからなかった!!😭)
品番 | 高さ | 幅 | 洗浄管サイズ | 適合 |
PH840-38 →アマゾンで購入 | 300㎜ | 60㎜ ↑S517Bはこれ! | 38㎜ ↑これでは判定出来なかった! | 密結ロータンク用 |
PH840-51 →アマゾンで購入 | 67㎜ | 51㎜ | ||
PH84-32 →アマゾンで購入 | 60㎜ | 32㎜ | スミ付ロータンク用 | |
PH84-38 →アマゾンで購入 | 38㎜ |
…しかしよくみたら、このフロートバルブの60mm というのはオーバーフロー管を測る時の60mmとは違う部分をはかっているのだということに気付きました…m(_ _)m
オーバーフロー管の「B」のところが60mm

フロートバルブの「A」のところが60mm

とはいえ、TOTOのフロートバルブは「60・68」の2種類しかないし、オーバーフロー管の洗浄管サイズは「38㎜・51㎜」の2種類しかないので、フロートバルブの「60・68」で大小を判別すれば適合サイズを絞り込めると思います。
例えば、該当のトイレタンクがフロートバルブの「THY418(大小の大の方)」と適合するならば、オーバーフロー管のサイズは「60・68」の「68」だと判断して、洗浄管サイズ「38㎜・51㎜」の内の大きい方の「51㎜」と判断出来るので、PH840-51がオーバーフロー管の適合品だとわかります。(※違う場合があったならば、すみませんm(_ _)m。自己責任でお願いします。)
オーバーフロー管の汎用品を選ぶ時のチェックポイント!
<オーバーフロー管の汎用品の選び方>
商品説明を見て、以下の3つの選択肢を確認して、全て当てはまるものを選択して購入してください。
- 「密結」or「隅付」
- 「ハイタンク」or「ロータンク」
- 「38mm、51㎜|32㎜、38㎜」
洗浄管サイズの「38mm、51㎜|32㎜、38㎜」がわからないときは、ゴムフロートのサイズで判断してください。(※TOTOの場合です、他のメーカーはわかりません。自己流なので、もし間違っていたらごめんなさいm(_ _)m)
TOTOの純正品の交換用のパーツの型番を調べる方法
TOTOの純正品のパーツの型番や商品情報を調べるには、TOTOの [建築専門家向けサイト]から検索します。
■TOTO:COM-ET [コメット] 建築専門家向けサイト
ここで調べる⇒「タンク内部金具検索」
※生産終了品の型番は出てきません。
<検索の仕方>
上記のTOTOのサイト「COM-ET」内の「 修理施工ナビ」から「タンク内部金具検索」のページに行き、「タンクの品番」を入力して検索すると、交換用のパーツの型番が出てきます
(※凄く重いページがあります。読み込みに何十秒もかかりますが待っていれば表示されます。)
※販売終了していると[代用品無]と表示されてパーツの型番が出て来ません。
見本・検索例:「S517B」で検索した場合
■COM-ETセット図検索
※生産終了品の型番が出てきます。
<検索の仕方>
COM-ETセット図検索のページの「構成品番からセット図を検索」の欄に「タンクの型番」を入力して「セット図を検索する」ボタンをクリックすると、セット品の型番が出てきます。
「生産終了品を含む」に元々チェックが入っているので、販売終了しているものでも出てきます。
見本・検索例:COM-ETセット図「S517BR」で検索した場合
※「S517B」と「S517BR」は同型の新旧品です。
上記のリンクで検索したところ、生産終了したオーバーフロー管(※オーバーフロー管=ロータンク排水弁)の型番(TS516CZR)が出てきました。
その品番のリンクをクリックすると、分解図が見られるので「パーツの構成部品の型番」がわかります。
TS516CZR:品番・商品名検索結果(※読み込みに数十秒かかります)
※セット品は終了しましたが、パーツはバラでAmazonなどで購入できます。
※セットの汎用品の方がやすいです。(汎用品のロータンク排水弁一式 PH840-38 3138円)
TOTOのトイレパーツの検索ページ
<品番特定>
- 大便器取替ガイド 見つかるくん
- 既設便器の外観形状または大便器の品番から、おすすめ便器への取替・交換情報さらに、便器跡の有無・便器前出のイメージ確認
- 問い合わせの多いタンク内部金具検索Q&A
- 問い合わせの多いタンク内部金具(ボールタップ・排水弁・手洗金具)の補修用性能部品の品番
- タンク内部金具検索
- タンク内部金具(ボールタップ・排水弁・手洗金具)の補修用性能部品の品番
- 品番特定ガイド 見つかるぞう
- トイレ商品の外観・特徴からの品番特定
トイレのオーバーフロー管はホームセンターで売っている?
ホームセンターに行ってみましたが、(近所のホームセンターの例ですが)オーバーフロー管の品揃えは悪かったです。
隅付きタンクのオーバーフロー管の2つのサイズが置いてあっただけでした。
大きい商品なので、パッキンなどと違って満遍なく揃えているということはなく、一部商品のみ置いているという感じのところが多いと思います。
オーバーフロー管の水漏れに気づいたらまずは止水栓を閉めましょう!
トイレの水漏れに気づいたら、先ずは止水栓を閉めて漏水を止めることが大事です。
早めに止水栓を閉めないと水道料金が上がってしまいます。
修理までの間は止水栓を閉めて対処しましょう。
オーバーフロー管が水漏れしている場合は、止水栓を閉めると水がタンク内から無くなってしまいます。
使用後に流す時はバケツの水で流すことになります。
バケツの水を用意するのが面倒ならば、止水栓を開けて水が溜まるまで待ってから流すということも出来るかもしれませんが、流したあとは必ず止水栓を閉めてください。
※水漏れが激しいとタンク内に水がたまらないかもしれません。
そして気を付けるべきは、古いトイレの止水栓を閉めるには注意が必要だということです。
気を付けて開けないと配管が破損してしまうからです。
以下で止水栓の閉め方を説明していますので参考にしてください。
ここをクリック→
修理の前に…水漏れを止める応急処置をしよう!
修理の前に、水漏れを止める応急処置をしないと余分な水道代がかかってしまいます。
水を止めたい時は、トイレにある止水栓を閉めます。
ドライバーで右に回すと水を止められます。
回す前に油性ペンで「元の位置に印を付けておく」と水量を元に戻すのが簡単になります。
水栓が固着して固い場合はドライバーを横向きに差し込んで回すと開きます。
給水管に負担がかからないように、必ず手で給水管をしっかり掴んで支えながらゆっくりと回しましょう。(10円玉でも開けられます。500玉の方が大きくて使いやすいです。)

出かける前には必ず止水栓を閉めておきましょう。
出かける前には、必ず止水栓を閉めてから出かけましょう。
トイレの止水栓を回す時の注意事項
築年数が古い場合は、止水栓の固着が強いので無理に回すと止水栓や給水管の根元が壊れて水が噴き出してしまい、水道管の工事が必要になり大事になってしまいます。
トイレの止水栓が固い場合は無理せずに、トイレの止水栓はいじらずに、家全体の元栓を止めるという対応をしましょう!
しかし、家の元栓はこまめに開け閉めできないので、やはりトイレの止水栓を閉めたいですよね。
おそらく、気を付けて開ければ壊れないと思います。(保証はできませんが…)
我が家は築年数30数年なのでかなり心配でしたが、しっかりと根元を押さえて1ミリくらいずつゆっくりと回したら大丈夫でした。
<固着した止水栓の開け方>
止水栓を最初に回すときは、固着しているので普通にドライバーを縦に差し込んで回しても力がかからないので開かないです。
ドライバーを横向きに差し込んで回すと力がかかって開けやすくなります。
固い時は反対側に少し回してから、目当ての方向に回すと動きやすくなるようです。
この時に空いた方の手でネジの根元をしっかりと掴んだ状態でドライバーを回して、給水管に力がかからないようにしましょう。
押さえないで回すと、水道管がねじれて付け根から壊れてしまい、水が噴き出してしまいますし、工事に高額な修理代がかかってしまいます。
水道管が壊れると水が噴き出すので、一番最初に止水栓を動かす時には一応、家の止水栓を閉めてから行うと安心です。
(私は面倒なので家の止水栓は閉めないまま、恐る恐るトイレの止水栓を回してみましたが大丈夫でした。)
最初に回す時には、本当に少しずつ回してくださいね。
オーバーフロー管から水漏れ!自分で交換する方法!
水漏れの原因がボールタップではなく、オーバーフロー管の場合は、フロートバルブ(ゴムフロート)やオーバーフロー管を交換します。
ボールタップの交換はこちら
→自分でボールタップ用パッキンの交換をする方法![TOTO:S517B]
水漏れの原因がボールタップか?オーバーフロー管か?の判断方法
→トイレの水漏れ「ポタポタ音、チョロチョロ音」の漏水箇所の見つけ方!
■ゴムフロート(フロートバルブ)の交換方法 [難易度:超簡単]
動画:便器内の水もれ修理②~ゴムフロートの交換/SANEI KS-22
ゴムフロート(フロートバルブ)の交換費用は800円~1500円程度で、工具を使用せずに簡単に交換出来ます。
YouTubeには様々な参考動画があるのでいくつかみて予習してから交換しましょう。
- 参考動画①:リクシルのフロートゴム玉を交換
- 参考動画②:ゴムフロートの交換
- 参考動画③:フロートバルブの交換(TOTO THY418)
- 参考動画④:フロートバルブの交換(カクダイ製)
<作業時の注意点>
・オーバーフロー管を破損しないように注意!
フロートバルブ(ゴムフロート)の交換自体は簡単なのですが、オーバーフロー管が破損しやすいので、なるべく触らないようにしてください。うっかり手をぶつけて壊さないように気をつけましょう。
(※特にLIXIL (INAX)製のオーバーフロー管は折れやすいので 気をつけましょう。)
・フロートバルブの取り外し方に注意
ゴムフロート(フロートバルブ)を取り外す際に、ゴムを無理に捻じ曲げたりしてしまうと接続部の突起が破損する場合があるので気をつけましょう。
破損したオーバーフロー管を交換する際にはタンクを取り外す必要があり、難易度が一気に上がってしまいます。
<止水栓の開閉の注意点>
※止水栓の開閉は排水管を痛めないように、根本をしっかりと押さえて回してください。固くて回らない場合は無理せずに家の元栓を閉めましょう。
TOTOのS517B:純正品のゴムフロート(フロートバルブ)の型番は?
<[TOTO:S517B]のゴムフロートの純正品>
・TOTO ロータンク用フロートバルブ THY416R
品番 :THY416R
商品名 :フロートバルブ(密結タンク及び隅付タンク用)
・THY416R / 説明書
・THY416R 品番・商品名検索結果 | TOTO:COM-ET [コメット]
※TOTOのフロートバルブはサイズが2種類あって間違えると使えませんので注意しましょう。
TOTOのS517B:汎用品のゴムフロート(フロートバルブ)の型番は?
<[TOTO:S517B]ゴムフロートの互換品>
■汎用品:ゴムフロート 32・38mm PH841-92X
・TOTOをはじめとしたほとんどのメーカーのロータンクに適合し、タンク排水口サイズ(32/38/51)を気にすることなく兼用できます。
※LIXIL製の部品は他のメーカーとは形が違っているので適合しません。

■オーバーフロー管の交換方法:[難易度:高め]
<DIYが苦手な方は、無理して自分でやらない方がいいです!>
抵抗のある方は、無理せずに業者に依頼した方がいいと思います。
タンクや配管を壊してしまったらかえって高くついてしまいますので…。
オーバーフロー管の交換は、トイレタンクを外す必要があるので一気に難易度が上がりますが、必要な工具(幅広のモンキーレンチやプライヤー)と正しい交換部品と正しい知識さえ手に入れば素人でも簡単に交換出来ます。
トイレのオーバーフロー管の外し方は簡単ですが、タンクの破損やパッキンの劣化による水漏れに注意しましょう。
※古いパッキンを再利用すると水漏れの原因になります。外したパッキンは全て交換しましょう。(参考動画:密結パッキン・ボルトの劣化)
※大抵はオーバーフロー管のセット品に密結パッキンも含まれています。購入時に確認してください。
トイレの修理動画を探してたくさん予習してから交換しましょう。
同じ型番や同じメーカーのトイレの修理方法を解説した動画があれば見た方がいいと思います。
以下はメーカー別に動画を紹介していますが、メーカーにかかわらず全部見た方が参考になります。
<INAXのタンク取り外し動画>
- オーバーフロー管の取り付け方がわかりやすい
- タンクの取り外しがわかりやすい
<TOTOのタンク取り外し動画>
- ネジやタンクを外すところが参考になります。
- タンクやネジ、オーバーフロー管の取り外し、取り付け、密結パッキンの向きの説明など詳しい!
- TOTO「S517B」【前半】サイフォン管取替え
- TOTO「S517B」【後編】サイフォン管取替え
<INAXとTOTOの違いに注意!>
TOTO:タンクと便器の間の密結パッキンがある
INAX:タンクと便器の間の密結パッキンがない(※パッキンがある場合もある。詳細不明)
<密結タンク取付ボルトについて>
タンクと便器を接続している「密結タンク取付ボルト (TOTO:TS516DS)」は、古いトイレの場合はパッキンの経年劣化が予想されるので、修理のついでに交換することが推奨されています。
(ボルトごと替えなくてもパッキン(TOTO:パッキン TH91379S)を換えるだけでも大丈夫です。)
※オーバーフロー管の交換はボルトをタンクから外さなくても出来るので、取付ボルトを交換しなくても大丈夫なのですが、タンクから取付ボルトを外した場合には、必ずパッキンを新品に交換してください。
<Pシールについて>
タンクから外した密結タンク取付ボルトを再び取り付ける時には「Pシール」を使用することが推奨されています。

※ちなみに、このボルト部分からタンク外部に水漏れした場合にはパッキンを交換するとなおります。
<オーバーフロー管は汎用品が使えます!>
オーバーフロー管はメーカーが違っても汎用品が共通で使えます。
タンクの種類や洗浄管サイズなどの適合を確認してから購入してください。
修理方法全般の参考動画
あとがき TOTOの問い合わせは当てにならない!! ※グチ
・TOTOパーツセンター(フリーダイヤル0120-8282-55)
・TOTOパーツセンター | 購入したい | お客様サポート | TOTO株式会社
上記の電話番号に電話をかけてみましたがほとんど教えてくれませんでした!
(修理したい時はここに聞いてって書いてたのに!!!:心の声)
まるで「とぼけるのが仕事」かのように、手慣れた「おとぼけ口調(たまたまそんな喋り方の人だったのだと思いますが)」で「そのパーツは現在ありません。当社のパーツ以外の事は分かりません。(※要約)」と言うのみでした。
(いやそのパーツの案内じゃなくて、適合する汎用品がどれなのか?を調べるための情報が欲しいのよ)…と思いながら、「タンクの型番から(オーバーフロー管に取り付ける部分の)口径くらいはわかりませんか?」と聞いたら、お客様が詳しい方なのであれば「業者用の問い合わせ窓口の電話番号」を案内しましょうか?と言ってきました。
しかし素人にそれを教えるのはまずいと思ったようで、すぐに「お客様相談室に案内します」という流れになりました。
ここで私が強気でいったら「業者用のちゃんと教えてくれるところ」に電話できたのかもしれません。(実際にどのような案内をしているのか知りたかったので、詳しい人だと言い張ればよかったかも?と少し後悔しています…。)
そしてお客様相談窓口へ電話しました。
そこでの対応は、「何分も待たせて調べるふりしているけれども、実際には調べてない、はぐらかされている」そんな雰囲気でした。
実際にはぐらかしているわけではないかもしれませんが、素人には詳しい情報を与えずに「業者に修理してもらう前提での案内しかしていない」というのははっきりと言われました。その「業者のための案内は専用窓口でしている」という感じなのでしょうか?
しかし、パーツの一部の「排水栓部:TH5F0146」だけはやっと判明したようで教えてくれました。
後から考えたら本当にわからなかったのかもしれないな?とも思いました。
実際にTOTOのサイトで「S517B」で検索した場合に出てくる「排水栓部(オーバーフロー管)」にはその型番がのっていなかったので、本当に調べるのが大変だったのかもしれません。
しかし「toto自社の修理業者」は絶対に交換用のパーツの型番を把握してるはずなので(そうでなければ修理できないから)、それを会社内で共有しないというのもなんだかなって思いました。(そもそも素人には教えるつもりがないようですが…)
どちらにしても廃盤商品の場合はTOTO公式サイトではなく、ネットで「タンクの型番+キーワード」で検索するほうが汎用品や純正品の型番の情報が出てきます。
おそらく、現在「交換用のパーツ」が販売中で、自力で交換可能なボールタップパッキンやフードバルブの型番であれば普通に案内してもらえるのだと思います。
そして、ここで案内されるのはあくまでも「販売中のパーツのみ」で、販売終了したものはわからないという感じだということが分かりました。
その他の詳しい情報は業者にしか案内していないみたいです。
(業者にどんな案内をしているか?は不明です。すごく知りたい!)
ということで…自分で検索する能力のある方は、わざわざメーカーに問い合わせをする意味はないと思います。
ネットで調べるのが面倒な方は、「販売中のパーツの案内」はしてくれると思うので、問い合わせてみるといいかもしれません。
ただ、メーカー公式のパーツ以外は案内されないので、販売終了していた場合や交換が難しいパーツの場合は「業者に修理を頼んでください」という案内をされると思います。
TOTOパーツセンター(フリーダイヤル0120-8282-55)は、「修理したいならここに聞いて!という趣旨の問い合わせ窓口」だったのに、結局「詳しいことは業者にしか教えない」という対応を受けて肩透かしを食らったような気持ちになってしまいました。
このような業者優位な閉鎖的な会社や世の中を私は心よく思えません。
これからは利用者側にたった企業が長く生き残ると思います。
その点、SANEIさんはありがたいですよね。汎用パーツを用意してくれて性能も良き!
これは一覧で汎用品が見られて便利かも。
■SANEIのカタログ:トイレ(14MB).PDF
・データダウンロード | SANEI
このような時に度々実感するのですが、インターネットが発達して良かったなと思います。YouTubeやウェブサイトでいろんな部品の交換のやり方が分かりますし、頑張って調べれば汎用品の適合を調べて手に入れることができます。
一番当てにならないのが公式メーカーだなんて寂しいですよね。商売だから仕方がないとは言えど…。
これが昭和の時代だったら、「水道のパッキンすら自力で取り替えられなかった」かもしれません。
そのような、情報がない時代には「ホームセンターに相談に行く」というのが、自分で修理するための情報を手に入れる唯一の場所だったのかもしれない思うと、ホームセンターってありがたい存在なんだなと思いました。
そして、「ホームセンターが近くにあって安心だな」と時々実感します。
このページが皆さまの参考になれば幸いです。
<参考>
トイレのオーバーフロー管(サイフォン管)が折れたらどうする?対処法・応急処置を徹底解説
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