私は大量に包丁を研いで、砥石の面直しをした何日か後に、キッチンの流し台の排水口の様子がおかしいことに気づきました。
もしかしたら、砥石のカス(砥どろ)を流してしまったのがいけなかったかも?と後悔しています。
排水口がゴボゴボ音がする!
キッチンの排水口を掃除していたら、水の吸い込み方がゴボゴボっと勢いよく吸い込みいつもと違う感じがしました。
吸い込んでいるのだから詰まってはいないのだろうと思いましたが、今までは全くゴボゴボ音がしたことがなかったので不安を感じて、ネットで調べてみるとゴボゴボ音がするのはつまりの前兆ということが書かれていました。
「排水口からゴボゴボ音がする」と検索したら、こんな感じの回答が出てきました。
<排水口がゴボゴボ音がする原因は?>
排水口のボコボコ音の正体は排水口のつまりであることが多いです。その原因は油汚れやヌメリで、それが蓄積することでつまりの一歩手前の状態の可能性が高いと判断できます。つまりを解消するには薬液のクリーナーを流し込む、ラバーカップでつまりを引っ張る、お湯を一気に流し込むなどの方法があります。
包丁を研いだのが原因で排水口(水道管)が詰まるかも!
※砥石から出る泥のことを正しくは「砥くそ・砥どろ」というのですが、私は砥どろの溶け込んだ水のことを「研ぎ汁(自作の言葉)」と表現していますのでご了承くださいm(_ _)m
包丁を砥石で研いでいる最中に出る泥は「砥どろ (とどろ)」と呼ばれるものです。
考えてみれば、砥石が削れた砥どろの入った「研ぎ汁」は「泥水」です。
たくさん流すと泥の粒が溜まって水道管を詰まらせる原因になるのだと思います。
そして、こないだ包丁を大量に研いだときに、研ぎ汁をいっぱい流しちゃった?!😱ということに気づき青ざめました…。
研ぎ汁は泥なので絶対に溶けません!いつのまにか溶けてなくなるなんてこともない!これは厄介…。私は不覚にも泥水を大量に流してしまっていたのです。
これでは詰まって当然です!前もって気づくべきでした…😥
水場が詰まると工事にかなりのお金がかかりそうですよね。
排水口ならともかく、その先の水道管を工事するのは大変です😱
これ以上悪化しないように気をつけたいと思います。
そして皆さんが同じ失敗をしないように注意喚起しないと!と思いました。
ちなみに私の家の流し台はワントラップ方式です。
こんなやつ→流し台トラップ
なので、トラップの中に泥がたまっているわけではないので、その先の水道管に溜まっているのだと思います。
とりあえずは、詰まりを取るために、流し台にいっぱいに水を溜めて一気に水を流すというのを2回ぐらいやってみましたが、まだボコボコ音が消えません。
とりあえず、何日かかけて何度か繰り返してみたいと思います。
砥石の研ぎ汁(砥どろ)は排水口に流さない方がいい!
過剰に心配させたくないので先に言っておきますが、
おそらく包丁を1本研いだぐらいの量の砥どろの場合は流しても大丈夫だと思います。
注意しなければいけないのは、なまった包丁の刃付けをするために普段よりもたくさん研いだり、複数の包丁を研いだり、砥石の面直しを大々的にやったりして、大量の砥どろが出るときです。
私のように、包丁を一度に5本研ぎ、大々的に凹んでいた砥石の面直しをムキになってやった場合は砥どろが大量に出るのでそのまま流し台に流さない方がいいと思います!(大量に流した自覚があります…😅)
私は砥石の下に溜まった研ぎ汁(砥どろ)を布巾で拭き取り、その布巾を水でジャバジャバ洗って、排水口に流してしまっていました…。
そして、面直しをして出て来た大量の砥どろも全て排水口に流していました…m(_ _)m
流し台に研ぎ汁(砥どろ)を流さない方法
研ぎ汁(砥どろ)が大量に出ない時でも、なるべく「研ぎ汁(砥どろ)を流し台に流さない」という心掛けを持っておくといいと思います。
水道管が詰まると厄介ですから、念のために気をつけて損することはないと思います!
今後の自分の為にも、研ぎ汁(砥どろ)を流さない方法を考えます。
- 砥どろを掃除する時は水で洗い流す前に、使い捨ての布巾や新聞紙やキッチンペーパーなどで拭き取って捨てて、排水口に流す砥どろをなるべく少なくする。
※砥どろのついた布巾を洗うと泥が排水口に流れてしまうのでなるべく使い捨てにする。
もし布巾を洗う場合は流した水を桶に溜めて置く。 - 畳んだ新聞紙(一冊分をそのまま二つに畳むといい分厚さになる)を敷いた上で、包丁研ぎや面直しの作業をすると、流れ出した砥どろが新聞に染み込むので掃除する手間が省けます。
研いでいる最中にずれるのを防ぐために、濡らした新聞紙を敷いてもいいし、乾いた新聞紙の下に濡らした布巾やキッチンペーパーを敷くと滑りにくくなります。
新聞紙同士が擦れてずれる場合は、新聞紙の間にちょっと水を垂らして湿らすとずれなくなります。
濡らした新聞紙を直接テーブルに置くと印字がテーブルに転写される事があるので、新聞紙とテーブルの間に布巾やキッチンペーパーを挟むことをおすすめします。 - 包丁や砥石を濡らしたい時は、水道を流して使うのではなく、桶に溜めた水を使うようにする。
- 水道を出して流しながら研ぐ場合も、流した水を桶に溜めて置く。
- 桶にためた水を適切な場所に捨てる
<桶に溜めた研ぎ汁(砥どろ)の捨て方>
私が思いつくのは以下の方法です。
- 庭の土、屋外の排水溝などの、元々泥水が流れているような場所に捨てる。
(公共の場所に汚物を撒くと問題になるかもしれませんので気をつけましょう。泥水が害を及ぼさないという保証はないので捨てる場所は自己責任で判断してくださいm(_ _)m)
- 外に捨てられない場合は、しばらくして泥が沈殿したら上澄みだけをそっと流して、沈殿した泥は紙で拭き取って捨てる。
泥を沈殿させるのにかかる時間は?
実際に泥が沈殿するのにどのくらい時間がかかるのか?を試してみたところ、一晩~丸1日くらいかかりました。(完璧に沈殿させるには丸1日かかりました。)
半透明になった上澄みをゆっくりと流して、泥水を余分に流さないように泥水を多めに残して新聞紙で吸い取ってビニール袋に入れて捨てれば、ほとんどの泥を除去出来ました。
捨てた上澄み液には少し泥が混じっていますが、そのまま捨てるよりはかなり泥を流す量を少なく出来ます。
泥水を外に捨てるのが難しい方は、沈殿させる方法をおすすめします。
泥水を濾してみたらどうなのか?
<実際に濾してみた結果>
- 油こし紙→泥水がそのまま通過
- 不織布マスク→水を通さない!(撥水性あり)
- コーヒーフィルター→泥水がそのまま通過
全てダメでした…😅
コーヒーフィルターはかなり期待していたのですが…泥水がそのまま通過してしまいました。
砥どろは非常に細かい粒子なので紙で濾すのは無理なようです。
完全に泥水を濾すには小石などで作る濾過装置(※参考)じゃないと無理なんだろうな?と思いました。
結局、外に捨てるという方法が一番簡単ですね。
外に捨てる場所がなければベランダがいいでしょうか?
(ベランダの排水が詰まらないという保証はありませんが、多少の泥は流れてもいいような設計にはなっていると思うので…。)
そして、泥水を捨てるのは自分の家の敷地内に限るということにしておきます。
(敷地外に撒くと問題になるかもしれませんので気をつけましょう。)
完璧に砥どろを流さないようにするのは無理ですが、「なるべく研ぎ汁(砥どろ)を排水口に流さない」という意識があれば水道管が詰まるという最悪の事態は防げると思います。
皆さんも、研ぎ汁(砥どろ)を流し台に流さないようにして、安全に包丁研ぎをしましょう!
砥どろが出ない砥石を使うという手もある
砥どろの処理や泥の汚れを気にしたくない方は、砥どろが出ないダイヤモンド砥石がおススメです。
ダイヤモンド砥石は砥どろが出ないので手入れが楽ですし、面直しもいりません。
ダイヤモンド砥石は使い方にコツがいりますし、研ぎ心地や仕上がりが好きな方と苦手な方とで好みが分かれるのですが…気にしない方は、ダイヤモンド砥石を使ってみてはいかがでしょうか?
このページが水道管の詰まりを未然に防ぐことのお役立てたならば幸いです!
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