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排水桝って定期的に掃除が必要なの?!

how to

一軒家において、敷地内にある排水桝を定期的に掃除しないといけないのを知っていましたか?
私は全く知らなくて後悔しました。
放置した結果、とんでもない詰まりになってしまいました!
排水桝を放っておくとどうなるのか?
排水桝の種類や役割、詰まりを予防する方法、掃除方法を紹介します。

排水桝に排水が詰まった!

↓汚いので観閲注意!↓

排水桝に水が溜まっていました。
通常はこのように水が溜まることなく流れていくはずなのです。

水が抜けたらこんな感じに汚れが溜まっていました…。

うぇ~(@_@)キモい~!
業者さんを呼んで、高圧洗浄して頂いて水が一部抜けた後の排水桝の様子です。(その後綺麗にして頂きました。)

これは流し台の排水桝ですが、その先にトイレの排水桝が繋がっていて、そこが詰まっていました。
そこが起因になって排水桝の詰まりが連鎖していたのです。

詰まりの原因は意外なものだった?!

トイレの排水桝は、なんと木の根っこがパイプ内に入り込んでパイプの穴をふさいでいたのが、排水を詰まらせた原因でした!

築30年以上の我が家です。経年劣化で排水桝のコンクリートとパイプの間に隙間が出来ていて、その隙間から生えてきた根っこがパイプ内にギッシリと入り込んでいました。。
コンクリートの排水桝は隙間が開くので根っこが入り込みやすいようです。

ちなみに、我が家の排水桝を詰まらせていたのは「おかわかめ」という植物の根っこでした!
葉っぱが美味しいものだそうで母が1~2年前に植えたものですが、これを植えたのが間違いでした!
この根っこの生命力が凄いのかどうかはよくわかりませんが、6Mくらい離れているトイレの排水桝めがけて伸びてきたのが凄いです。。

「地上部が枯れても根っこが生きている」ようなので、今後も定期的に根っこが伸びてこないか点検しないといけないですね。

皆さん排水桝の周りに木や植物を植えるのは辞めた方がいいですし、根っこの強い「おかわかめ」には要注意です!

まだ詰まりの原因になっていない方の根っこです…。

パイプとコンクリートの隙間から根っこが生えています。
放っておくと、下記の画像のように根っこがパイプに入り込んで詰まりの原因になるので、早めに取り除いておこう!

根っこが詰まって水が溜まったままのトイレの排水桝です。

この様に汚水が溜まっているのは異常です。
こうなる前に掃除して詰まりを予防するべきでした!

高圧洗浄で水を抜いた状態です。

溜まってるのが、ほぼ全部根っこです。
根っこで埋まってパイプの穴や溝が見えません😅
(※この排水桝は「インバート桝」と言って水が流れていない時には乾いているのが正常です。)

後日撮影したものです。

いかに根っこでびっしり埋まっていたのかがわかりますね。

※ちなみに撮影時、風が強すぎて枯葉がたくさん排水桝に落ちて拾うのが大変でした…m(_ _)m
風が強い日は排水桝開けないほうがいいかもしれません。

参考動画:根っこが排水桝と配管に入り込んでいる説明

詰まり発見のきっかけは砥石の砥どろ

詰まりに気づいたきっかけは包丁を研いだ時に砥石のカス(砥どろ)を流したことで詰まりがひどくなったことでした。

砥どろを大量に流したあとに、流しの排水口からボコボコ音がするようになったので、砥どろを流したせいで詰まったのだと気付き、「流しに水を満杯に溜めて一気に流す」という対策を数回試したのですが、逆に排水口の流れが悪くなってしまったのでどうしてなのかな?と、不思議に思っていたのですが…この現状を見たときに理解しました。

根っこで詰まっているところに、ドカッと水を流してしまったので、汚れが一気に根っこ(詰まりの原因)のところに集まってしまい、一層詰まりがひどくなったのだと思いました。

そして大量の水を何度も流したせいで、許容量を超えた水が排水桝の蓋から溢れて蓋の周りに汚物があふれ出してしまいました。
それを見て初めて排水桝の異常に気づいて業者を呼んだのでした。

今までは大量に水を流すことがなかったので、排水桝がら排水が溢れずに済んでいたのだと思います。
そして砥どろを流したことで、溜まった汚物が許容量を超えてボコボコ音がするようになったのでは?と思っています。

砥どろを流したのがきっかけで詰まりが酷くなった!
包丁研ぎと砥石の面直しで【排水口(水道管)が詰まる】?!”砥どろ”に注意!

下の写真を見ると、溢れたトイレットペーパーが蓋の周りにこびりついているのがわかりますね・・。

排水桝の隙間から白いカスが出てきています…。

ちなみにこんなに詰まっていながらも、逆流してこないし、排水が詰まらずに流れていたのが驚きですが……これは「排水桝から溢れていたおかげで詰まらずに済んでいた」ということをこの現状をみて理解しました。
溢れる隙間がなかったらきっと逆流していましたね…😅

結果的に詰まったおかげで対応可能な状態で発見(早期ではないが末期ではなかった)したので今のうちに詰まって良かったのかな?とも思いました。
おそらく今気づかずにあと何年か後に気づいたならば…きっと手で根っこを引っこ抜いただけでは済まずに、根っこによってパイプが破壊されていた可能性もあったかも?と思いました。

とりあえず、今のうちに気づけて良かったです!
そして、排水桝の場所や仕組みを知ったことによって、「今後どのように対処するべきなのか」を自覚することが出来ました。

今回は排水桝の存在も場所も役割も知なかったので、やってはいけない対処方法を実践してしまいしたが、次回からはちゃんと対処しようと思いました。

そして、なぜ今まで知らなかったか?教えてくれないのか?とも思いました。
とは言ってもこういうことは自分で気づくしかないんですよね…。

これだけ長く生きていても、まだまだ「無知」であったこと、「見えてなかった」ことってあったんだな?と思いました。

排水口が詰まったときにやってはいないこと!

排水口から不自然なゴボゴボ音がするようになったり、排水の流れが悪くなった時の対処方法の一つとして、シンクに溜めた大量の水やお湯(50~60度以下)を一気に流すという方法があります。

しかし、今回の経験から排水桝に問題が発生していないか?を確認することなくそれを行のはやめたほうがいいと思いました。

もしも排水桝に詰まりの原因(根っこやゴミ等がパイプをふさいでいる)があった場合に、排水桝の詰まりを放置したまま、「一度に大量に水を流す」という対処をすると、排水桝から汚水があふれ出して詰まりがひどくなってしまいます。

排水口が詰まったときに先ずやるべき事は?

排水口が詰まったときに先ずやるべき事は、排水口側で対処するより前に、「排水桝の蓋を開けて排水桝にゴミが溜まっていないか?詰まりの原因がないか?を確認すること」です!

そして、排水桝の詰まりの原因を取り除いたり掃除をすることをお勧めします。

排水口に大量に水を流すという処置の前にやるべき事!

  • 先ずは排水桝の蓋を開けて排水桝にゴミが溜まっていないか?を確認すべし!
    ※コンクリートの蓋は重いので注意!乱暴に扱うと蓋が割れてしまうので、慎重に扱ってください。
  • 排水桝に詰まりの原因があったら、詰まりの原因を取り除く
  • ゴミが溜まっていたら取り除く

詰まりの原因を取り除いたら、試しに水を流して排水桝の水の流れを観察して問題がなさそうだったら、シンクに溜めた大量の水やお湯(50~60度以下)を一気に流すという処置を取ってみます。
それでも詰まりが取れなかったら業者を呼ぶようにしたほうがいいと思います。

今回は既に手遅れ状態でしたが、早めに根っこに気づいて取り除けていたならば、このようにひどい状態にならないで、高圧洗浄をせずに済んだかもしれないと思いました。

ちなみに今回は高圧洗浄に38000円もかかってしまいました。
数年前にも高圧洗浄を呼んだことがあり、その時は25000円だったのですが、物価上昇のせいで値上がりしていました…😭

前回、高圧洗浄を呼んだ時に私は一切関知していなかったので、排水桝の場所や仕組みや経路を把握していませんでした。
私の知らない間に、トイレの外の排水のところが詰まって高圧洗浄したらしい?というくらいの認識しかありませんでした。

実際に現場を目にして実感するのは大事ですね。
今までは排水桝のことなど眼中になかったのですが、今回初めて正しく認識することが出来ました。
そして前もって、排水桝の事を知っておけば正しい対処が出来ただろうに!と思いました。

排水桝のメンテナンス時に注意すること!

排水桝の掃除は臭いが凄くて精神的苦痛が半端ないです。
そして、ばい菌だらけなのでむやみに触らない方がいいと思います。
手に傷があると破傷風になるかもしれませんので掃除の際は気をつけてください。

傷が無くても衛生のために必ず、厚手のゴム手袋などをして手を保護してください。
ビニール手袋はすぐに破けるのでお勧めしません。

既に詰まってしまっていて自分で手に負えなさそうだと思ったら、業者を頼った方がいいと思います。
汚水で溢れた排水桝の中に手を突っ込んで悪臭や汚物にまみれて頑張ったあげく、自力で詰まりを直せずに業者を呼ぶことになったら、余分に不快な思いをした分だけ損をすることになると思うのです。
自力で直せるならばそれが一番ですが、無理はしない方がいいと思います。

綺麗な状態から始めて「そのまま綺麗に保つ」ということならば、掃除の時の負担が少ないです。
メンテナンスを頑張るのは、一度綺麗にして貰った後の正常な状態から始めた方が効率的かもしれません。

一軒家の排水桝は自分でメンテナンスしないといけない!

あくまでも一軒家(持ち家)の場合です。
(※アパート、マンションは管理方法が違うので、一軒家の場合という前提でお読みください。)

一軒家の場合は敷地内に排水桝といういくつかの排水が合流する地点があり、敷地内の排水桝は家主が管理します。

掃除や点検を定期的にやらなければ、数年ごとに業者を読んで高圧洗浄などをしないといけないくらいに詰まってしまう可能性があるので、定期的に自分でメンテナンス(掃除)したほうがいいと思います。

排水桝の場所や経路を把握しておくと、いずれ役に立つ!

どんな家でも何十年も住んでいれば、いつかは排水桝が詰まったり排水管が詰まったりして業者を呼ぶことになります。
そんなときに排水桝の場所を把握していないと手間取るので、一軒家の場合は前もって排水桝の場所を把握しておくとスムーズに事が進みます。

そして、排水桝の手入れや観察を定期的にやっていれば業者を呼ぶほどのつまりを未然に防ぐことにも繋がります。

必ず防げるとは限りませんが、何もしないよりは格段にいいと思います。

今回の例からみると、詰まりが酷くなる前に自分で排水桝を覗いて根っこが原因だと気付けていたならば、根っこを自分で除去して解決出来たと思います。
高圧洗浄で38000円も払わなくて済んだと思います。

なので、排水桝を自分でチェックできる程度の知識は持っていた方が得だと思います。

ただこれは今回、現状を見て理解した今だから思えることであって、なかなかあの得体の知れない下水臭い排水桝を自分で開けて掃除する勇気など出ないと思います…😅

いまこれを読んでいる方の中に「排水桝を気にしたことがない人」がいたとして、今現在差し迫っていないならば、自ら臭い排水桝を点検して見ようなんて思わないと思います。

なので、いずれ問題が発生したときに困らないように、前もって排水桝の場所を把握しておき、排水桝の上に物を置かないようにして管理しやすくしておくことを心掛けるだけでも、正しい対処の近道に繋がると思います。

排水桝を自分で開けるまではしないとしても、排水に異常を感じたときには「排水桝から汚水が溢れ出した形跡がないか?」を確認するだけでも異常に素早く気付けるようになると思います。

私は今回をきっかけに仕組みを理解したので、触るのが怖くなるほど汚れが酷くなる前に定期的にチェック&清掃をしようと心に決めました!

汚物が溜まって汚くなる前に長くても半年~1年くらいの間隔で掃除したいと思います。
そして、今回はあまり間を開けずに掃除をしてみようと思っています。

というか…今回は根っこが原因で、再び根っこが出てくるのが確実なので、パイプ内に根っこが入らないように数か月ごとに必ずチェックします!

業者にやってもらう」という前提もありかもしれません!

自分で汚水臭い排水桝(特にトイレの排水桝はキツイ😱)を掃除するのはかなりの精神的苦痛になりますので、数年に一度の数万円で済むのならば、自分では何もせずに「詰まったら業者を呼ぶ」という風に決めておいてもいいと思いました。

自分で排水桝を掃除したとしてもパイプ内に詰まりの原因があった場合は詰まりを直せません。
どのみち自分で対処出来ずに業者を呼んで高圧洗浄をしてもらう事になるならば、最初から汚いものは見ない!触らない!と決めてもいいと思います。

とは言え、原因と対策を知っているのと知らないのではリスクのレベルが変わると思うので、せめて排水桝の場所や仕組みを知って置くということが大事だと思います。

排水桝って定期的に掃除が必要って本当かな?!

私は今更ながら「排水桝は定期的に掃除が必要なもの」だと言うことを初めて知りました!
遅すぎますかね…😅こういうことって、きっかけがないと気付けないものなんですよね・・。

とは言っても、我が家は築30数年ですが、一度も排水桝の掃除をしていなかったのに、約30年間一度も詰まった事はありませんでした。

これは今思うと驚きです…。
意外と詰まらせる原因が少なければそう簡単には詰まらないのでは?と思いました。
だって30年間詰まっていなかったのですよ?!

そう考えると詰まりの原因が少ないならば、定期的に掃除する必要はないのでは?と思ってしまいました。
しかし、詰まりの原因があるならば別です!!

※排水桝の耐用年数は30年だそうなので、劣化により詰まりやすくなった可能性もあります。
※排水桝の種類によっては定期的な掃除が必須の場合があります。

詰まりの原因がある場合は定期的に掃除した方がいい!

今まで30年間一度も詰まった事がなかったにもかかわらず、詰まりが発生したのは4年前と今回だけです。
今回は木の根っこが原因なので例外的ですが、4年前に初めて詰まりが発生したのは詰まらせる原因が増えたせいではないのかな?と思いました。

その原因のせいで、今後定期的に掃除しなければ数年ごとに詰まるようになるのでは?という気がしました。

排水の詰まりの原因は?

排水を詰まらせないために気を付けておくことは、

  • 油を流さない
    (油が固まって詰まるのを防ぐため)
  • 熱湯を流さない
    (パイプを痛めないためにお湯は60度以下にする)
  • 洗い物はお湯を使う
    (油が溶けやすくするため)

というものがありますが、これは我が家では昔から気を付けていました。
なので、詰まりの原因は別のものだと思います。

詰まりの大きな原因はこれ!

先ず詰まりの大きな原因は、節水型のトイレに変えた事だと思います。

何年か前に一階のトイレをウォシュレット(節水型)に変えたのですが、それが詰まりやすくなった原因ではないか?と思っています。

4年前はトイレの排水桝が詰まって高圧洗浄をすることになってしまったのですが、コストコのトイレットペーパーが詰まりの原因になっていたのでは?と思っています。

コストコ(海外製)のトイレットペーパーはかなり丈夫で、濡れてもぐちゃぐちゃにならないので、当時は食事中にテーブルにこぼしたものを拭いたり、布巾代わりにも使っていました。
ここまで丈夫で溶けにくいのならば詰まるのは無理もない!と、その時に確信しました。
(※日本製でも溶けにくいものがあるかもしれません。)※参考動画

<トイレの排水桝の詰まりの原因はこれ!

  • 節水型トイレ
  • コストコのトイレットペーパー

<対策>
節水型のトイレに溶けにくいトイレットペーパーを使わない!
節水型のトイレはなるべく多めに水を流す
節水型でなくても、同じことを気を付けておけば安心だと思います。

やはりコストコのトイレットペーパーと節水型の相性は最悪のようです…m(_ _)m

詰まりの「意外な原因」があった!

今回のことがきっかけで、調べてみたら意外なものが詰まりの原因になっていて、そしてそれが思い当たっていたので驚きました。

<意外な原因はこれ!>

  • マウスウォッシュ(リステリン等)
    マウスウォッシュは吐き出した後に水で洗い流さないと、ねばねばがこびりつくらしい
  • 糖尿病や高血圧の薬(その他の薬でも原因になるものがあるかも?)
    これらの薬を飲んでいる人の排泄物はドロドロの固まりができやすく、詰まりやすくなるらしい

あくまでも、これらが原因という確証はないのですが…高圧洗浄の動画で業者の方などが言っていました。
我が家では、母がリステリンを使っている上に、(糖尿病の薬ではないけど)コレステロールの薬を何年か前から飲んでいます。そして父は高血圧の薬を飲んでいます。
これも詰まりの原因になっていたかも?と妙に納得しています・・。

コレステロールの薬が詰まりの原因になるのか?は不明ですが…何かの薬を飲んでいると排泄物が固まりやすくなるというのは有りそうな気がします。
どちらにしても、多めに水を流す以外に出来ることはないので、とにかく水をたくさん流すというのを心掛けるといいかな?と思いました。

ホントに観閲注意です。。薬でこんなにブヨブヨになるんだ😱

排水が詰まらないための対策

<排水が詰まらないための対策>

  • 汚れがとどまらないように、常に水を多めに流すように心掛ける
  • 油ものの洗い物にはお湯を使う
  • 排水桝の掃除を定期的にする
  • 排水口の流れに異常を感じたら排水桝に詰まりの原因やゴミが溜まっていないか確認して、詰まりの原因やゴミを取り除く

排水桝の配置と排水経路

参考までに我が家の排水桝の配置排水経路を紹介します。

排水経路を一人で調べるのは大変!

排水経路を一人で調べるのは大変でした😅
蛇口ならば流しっぱなしに出来るのですが、トイレの排水は流した後で急いで外に見に行っても、辿り着いたときには水が流れ終わっているので、どのパイプから出てきたのかを目視出来ません。
なので、スマホを二台用意して動画撮影用のスタンドで柵にスマホを固定して、監視カメラのアプリを使ってもう一つのスマホで遠隔で観察しました。

私は気になったら調べないと気が済まないたちなので、ここまでやりましたが普通はここまでやらないですかね…。

排水桝の配置排水の経路を正しく把握して、排水の上流下流を把握していると、予防や原因箇所の予想など様々な対策をしやすくなると思います。

排水桝の種類と構造と役割

<排水桝の種類:上記画像>
トラップ桝:一定の水が溜まっているのが正常
インバート枡:乾いているのが正常
インバート枡:乾いているのが正常
インバート枡:乾いているのが正常

<排水桝の種類:役割別>

排水桝の種類を役割別にまとめました。
説明する人によって説明の仕方が違ったりするので、調べるほどに複雑曖昧になってしまって明瞭な説明が難しいです。
大まかな役割別の区分けとしてみてください。

<「コンクリートの桝」と「塩ビ管の桝」>
古い家で使われている「コンクリートの桝」と、最近の家で使われている「塩ビ管の桝」だと見た目の雰囲気が違いますが役割は同じです。

「インバート枡」<乾いているのが正常>流す役割

「インバート枡」は、底面に排水路が作ってあるのが特徴です。
汚物が滑りながら通過するように溝がつけてあり、水が流れていない時は乾燥しています。
この枡は水が溜まっておらず、常に底面の排水路が見えているのが正常な状態です。

トイレ・洗面所・浴室の雑排水などに繋がっています。

インバート桝はトラップ桝と比べて詰まりが発生しにくい作りなのですが、節水型のトイレが繋がっている排水桝は詰まる可能性が高いので定期的に点検することをお勧めします。

「ため桝」:<汚水が常に溜まっているのが正常>溜め+流す役割

「ため桝」は、汚水中の不純物を分離して溜めることができる構造のため底面に「泥だめ」を設けてあり、多少の汚水が溜まっているのが正常な姿です。
雨水桝や泥溜桝など様々な呼び名や種類がありますが、構造は同じみたいです。

「トラップ桝」:<汚水が常に溜まっているのが正常>溜め+流す役割

「トラップ桝」は、主にキッチン用の排水桝に採用されているもので、キッチンから出る油やゴミを分離する構造になっています。

ため桝との違いは、「汚れを沈殿させる+油分を分離する」という二つの役割を担う構造になっています。

画像引用:台所のトラップますを掃除して、下水が詰まらないようにしましょう!

左側の下向きエルボは汚水管から臭気が入ってくるのを防ぐ役割や、上に浮いている油と下に沈殿しているゴミや油の塊を排水に流さないように真ん中から汚水のみを吸い込める構造になっています。

キッチンの排水口の詰まりの原因のほとんどはこのトラップ桝です。
汚れを溜める構造なので、定期的に清掃しないといずれは汚れが沈殿して詰まってしまいます。
特に対策しないでいると汚れが沈殿し続けるので、メンテナンスが必ず必要になります。

汚水にトラップ桝が採用されるかどうか?は地域によって違うみたいです。
雨水枡・汚水枡・浸透枡の構造と掃除方法。配管詰まりは溢れる原因に

「会所枡」:<種類が色々ある>

会所枡は、主に洗濯や台所、洗面といった雑排水用の枡です。
洗濯機もお風呂も台所も洗面所も、様々な場所から流れてくる雑排水が一堂に会するため、「会所」枡と呼びます。

会所枡にもいくつか種類があり、
トラップ枡
インバート枡
などがあります。

実際にはインバート枡(汚水桝)=会所枡と捉えられることが多いようです。参考

家にある排水桝はほぼ「会所枡」で、その中に「インバート桝」「トラップ桝」があるという感じと考えればいいのかな?と思いました。

排水桝の種類の名称は正確には理解できないけれど…

名称は調べるほどに曖昧複雑になってしまうのですが、大事なのは、「仕組みと正常な状態を把握していること」です。
桝の役割や必要なメンテナンス方法を把握しておきましょう!

キッチンの排水桝の形状は様々!

キッチンの排水桝には様々な形状があるみたいです。

我が家のキッチンの排水桝は通常のトラップ桝の形状にも、ため桝の形状にも該当していない中途半端な形状をしているので、正確に何に当てはまるのかが不明なのですが…キッチンに繋がる排水桝なので、トラップ桝と捉えましたが、下に汚水が溜まるようになっているのみで油は分離させないので、「浅いため桝」と言ったほうが正確なのかもかもしれません。

正確に言うと「ため桝」なのかも?



我が家のキッチンの排水桝は汚物を沈殿させるための窪みが非常に浅く、汚れをほとんどため込まずにそのまま流れるようになっているので、一般的なトラップ桝よりは汚れが溜まりにくいのだと思います。
油を分離せずにそのまま流し、沈殿物をほとんど溜めずに流す構造になっているので、30年間掃除しなくても詰まらずに済んでいたのだと思います。

おそらくキッチンの排水桝(トラップ桝)はその形状によってメンテナンスの重要度が変わるのでは?と思います。
標準的なトラップ桝は、油や沈殿物がたくさん溜まって詰まりやすい構造になっていると思います。

「ご自身の家のキッチンの排水桝がどのような形状のトラップ桝になっているのか?」を確認しておくと適切なメンテナンス方法がわかると思います。

<トラップ桝>
かご付きトラップ桝設置例
トラップ桝の掃除
台所トラップ枡の清掃(ご家庭で簡単にできます)/前橋市

汚水にトラップ桝が採用されるかどうか?は地域によって違うみたいです。
雨水枡・汚水枡・浸透枡の構造と掃除方法。配管詰まりは溢れる原因に

エルボについて

エルボとは、「肘のように曲がった塩ビ管」のことです。

エルボ手ですっぽ抜くと外せるので、外すと掃除がしやすくなりますが、戻すときは必ず元の向きに戻してください。
※元の状態を忘れてしまった時の為に、排水桝を開けたらすぐに写真を撮って置くことをお勧めします。

の排水桝には
「穴がに向いているエルボ(キッチンの流し台の排水の出口)」
「穴がに向いているエルボ(庭の水道の排水の出口)」
の排水桝には
「穴が向きのエルボ(洗面台と洗濯機の排水の出口)」
があります。

穴の向きには意味がある!

の「上向きエルボ」は、「臭いや虫が入って来ないように、水で蓋をする意味で上を向いている」ので、間違えて下に向けて戻したら、臭いと虫が室内に入ってきてしまうので必ず穴を上向きにして戻しましょう。
何故変な方向に向いているのだろう?と不思議に思いましたが、よく考えられているのだなと感心しました。

の排水桝は、おそらく『トラップ桝』というもので、キッチンの流し台からの排水が下向きエルボから出てきていて、下にゴミが沈殿するような窪みがあります。
ゴミや油が流れていかないようにわざとゴミを沈殿させるために窪みを作っているようです。

エルボが下向きだけど大丈夫かな?と思ったら…キッチンの排水口には『防臭ワン』がかぶせてあるので、臭いや虫が入らないようになっているのです。

詰まり防止対策!(自己流)

私が考えた自己流の詰まり防止対策を紹介します。

他の家とは桝の構造が違うかもしれませんのでご了承ください。

トラップ桝の詰まりを防ぐ方法

上記画像のの排水桝(トラップ桝)にはキッチンの排水が流れています。
「下向きエルボ」の真下のコンクリート桝の底部には、窪みがあって水が溜まっていて汚物が少し沈殿しています。
その沈殿物は流し台から普通に水を流しても流れていかないのですが、流し台や桶いっぱいに溜めた水を一気に流したら、下に沈殿していたものが浮き上がって流れていきました。

なので、流し台の排水口から(シンクの半分くらいの)溜め水を一気に流すことをこまめにやって、常に沈殿物が最小限になるようにして詰まりを防ぎたいと思っています。

そうすれば沈殿しているものが常に無い状態になるので、ゴミが蓄積せず排水桝の掃除をする必要がなくなると思います。

排水管の内部の汚れも流水では一部しか流せないので、溜め水を一気に流すことで排水管の内部全体を洗い流せます。

<溜め水を一気に流すときには、洗い物の排水を有効利用しよう!>
洗い物をする時に、流し台の排水口に栓をして(あるいは洗い桶に)流水を溜めながら洗って「ある程度水が溜まったら一気に流す」という方法を取れば、洗い物の排水を利用して溜め水を一気す事が出来るので、「溜め水を流す為だけに余分な水を使う」という、水の無駄遣いを避けられます。

<排水口に栓をする方法>
ゴミ受け皿と排水口の蓋の間に蓋より大きいジップロックやビニール袋を挟むと栓をする事が出来ます。ジップロックの方が厚みがあってきつくはまるので水が抜けにくいです。
ビニール袋に排水口の蓋を入れて排水口にはめても栓が出来ます。

溜め水を一気に流すという方法は、あくまでも掃除後の綺麗な状態を維持するという対策です。
汚物が溜まっている状態でやるとかえって詰まるかもしれませんので注意してくさい。

キッチンの排水桝(トラップ桝)の詰まりを日常的に予防する方法

  • 毎日溜め水を一気に流す。(洗い物の排水を有効利用する)
  • 油やゴミを流さない。
    必ずゴミ受けネットを使い、油が多い時は拭き取ってから洗う。
  • 油ものはお湯で洗う。
  • 油ものは必ず洗剤を使って洗う。
  • 油ものを先に洗う
    油ものを洗った後に他の洗いものをすると、ついでに排水管内に付いた油を洗い流せる。
  • 油汚れを溶かして流すために熱めのお湯(60度以下)を溜めて一気に流すのを時々やる。
  • 60度以上のお湯は排水管が痛むので、熱湯は流さない!
    ゆで汁などは溜め桶に一旦溜めておいて、冷ましてから流す。

トイレの排水桝の詰まりを予防する方法

  • 節水型のトイレは溶けにくいトイレットペーパーを使わない。
  • 節水型のトイレはで流す!(小で紙は流れない)
  • 節水型のトイレは紙を一度にたくさん流さずに、こまめに回数を多く流すようにする。
  • 節水型のトイレじゃない場合も紙を一度にたくさん流さない様に心掛ける。
  • 節水型のトイレは寝る前に、未使用の状態で3回以上流しておくといいかもしれません。

その他の排水桝の詰まりを予防する方法

洗面所、お風呂など

  • 洗面台・浴室の排水口にはゴミ受け皿を必ず設置する。
  • お風呂や洗面台は時々溜め水を一気に流す。
  • 洗剤、石鹼、口内洗浄剤など、何かを使用した後には、最後に綺麗な水を流して排水管の汚れを流すようにする。

庭の水道の場合

  • ゴミ受け皿を必ず付ける
  • 時々水をたくさん流して内部に溜まっている泥を流す
    排水桝までの距離が離れている場合は、1~2分間水を流しっぱなしにして排水管内を洗うようにする。

排水桝の仕組み掃除の仕方はこちらが参考になります。
排水桝の役割や仕組み、メンテナンス方法を徹底解説【水コネクト】
排水設備に欠かせない「排水枡(マス)」とは?仕組みや清掃方法まで網羅的解説

❗️取り除いた汚物は臭います!新聞紙に包んで防臭袋に入れてから捨てるといいですよ

排水桝の掃除方法

<準備する物>

※汚物に触れたものを他で使いたくないので、できるだけ使い捨てのものを用意します。

【排水桝を開ける道具】
塩ビ管の排水桝の場合=マイナスドライバー
コンクリート桝=バールなど

【清掃用品】
中性洗剤
漂白剤(兼用は中性洗剤のみで!)→❗️混ぜるな危険
長めのブラシ
取っ手付きのザルやひしゃく
ジョウロやホース
新聞紙
防臭袋
ゴミ取り用のトング(長いのがいい!)

【防御用品】
マスク
ゴム手袋
ビニール手袋
使い捨てレインコート

漂白剤は素材が痛むので使えない場合がありますので注意してください。
※排水が下水道ではなく、浄化槽に繋がる場合は漂白剤は使わない方がいいと思います。

漂白剤を使う場合は、酸性のものに注意!>
その場で混ぜなくても、流し台やトイレ等に酸性洗剤やクエン酸、お酢等の酸性のものを使った後の排水桝は危険なので漂白剤は使わない方がいいと思います。
漂白剤を使うときには、くれぐれも安全に気を配ってくださいね。
→❗️混ぜるな危険

排水桝の掃除するときの注意点!

を考慮する>

風が強すぎると掃除中に枯葉が排水桝に落ちてきたり、臭いが勢いよく自分に吹き込んできたりするので、風の強い日は避けたほうがいいです。

<臭いを考慮する>

暑いと臭いが強まるし虫が多いので夏は避ける。
排水桝の悪臭が近隣の家まで届いてしまうのを避けるために、ご近所さんが窓を閉めている季節のが最適だと思います。

<汚れから自分を守る>

・臭いとばい菌除けにマスクをします。

ゴム手袋を必ず付けます。
ビニール手袋は破けていなくても謎に汚水が染みてくるので、ゴム手袋をします。
その上にビニール手袋をすれば、途中で他のものに触れたり、一旦綺麗にしたい時にビニール手袋だけを取り替えると衛生的に作業が出来ます。

汚れてもいい服、洗いやすい服を着ます。
使い捨てのレインコートを着ると安心です。
レインコートを着ない場合は、袖先の保護は必ずしたほうがいいです。

私が掃除したときには、思わぬタイミングで袖先が排水桝に触れてしまったり、その汚れが胴体に触れたりして汚れてしまったので、袖先が長い手袋をするか、袖先にビニール袋をかぶせてテープで巻いたりして保護しましょう!

<前もって排水桝の状態を確認しておく>

掃除日の何日か前に排水桝の蓋を開けて、臭いがどの程度なのか?中の汚れ具合はどうなのか?を観察して写真を撮っておき、状態確認をして、「いざ掃除をするときにはどんな作業が必要になるのか?」をシミュレーションして、必要な道具を揃えておきます。
そして、心の準備をしておきます・・(状態によっては結構キツイ😅)

排水桝の状態が良好で特に汚れていない場合はここで点検のみで終わる事も出来ます。
こまめに点検していると汚れが浅いうちに処理出来るので定期的に点検していると後がです。

インバート桝(乾いているのが正常)は掃除無しでも大丈夫な場合が多く、トラップ桝(汚水が溜まっているのが正常)は定期的に清掃が必要です。

排水桝の掃除方法

・道具を用意する。

汚れた手で余計なものに触れないで済むように、作業前に全ての物を用意しておきます。

ジョウロに水を汲んで(ホースならばセットして手元に用意)、洗剤や漂白剤、新聞紙、ゴミ袋などを用意してそばにおきます。
(※洗剤や漂白剤は使い捨ての容器に詰め替えておきます。汚物に触れたものをキッチンで使うのは気持ち悪いので…。)

排水桝の中に汚物(固形物やすくい取らなければいけないような汚れ)が溜まっていたならば、それを取り除ける道具(ひしゃくや取っ手付きのザル)を用意します。
(※トラップ桝は常に汚水が溜まって汚れが沈殿している状態なので取っ手付きのザル等は必須です。)
インバート桝であれば、正常な状態(固形物や汚水が溜まっていない状態)ならば、掃除道具は長めのブラシだけでも間に合うと思います。

排水桝の底にあるゴミを掴み取りたい時はゴミ取り用のトング(長いのがいい!)があると便利です。
排水桝は深さがあるので手を伸ばして掴もうとすると、顔を排水桝に近づけないといけなくなったり、膝を付かないといけないので不衛生です。
手袋をしているとはいえ、手で直接汚物をつかむのも抵抗があるのでトングがあると精神的負担が減ります。
塩ビ管の排水桝は幅が狭いので、手を突っ込む事に余計に抵抗があると思うのでゴミ取り用のトングがあると安心できます。

・排水桝の蓋を開ける

塩ビ管の排水桝の蓋はマイナスドライバーで簡単に開きます。

コンクリート桝の蓋はかなり重いので開けるのにコツがいります。
手やマイナスドライバーでも開けられる場合がありますが、上手くいかないかもしれません。
私は一番上にビニール手袋を重ね付けしていたので指が滑って手では開けられませんでした。(ゴム手袋ならば手で普通に開けられるかも?)
私はバールで引っ掛けて開けましたが、バールが挟まって開けにくかったです。(私は未だにコツがわかりません😅)

コンクリートの蓋はかなり重いですし、蓋が割れやすいので丁寧に扱ってください。

・蓋を開けたらすぐに漂白剤をふりかける(臭い除け+除菌)

これはあくまでも自己流の方法なのですが、私は蓋を開けたらすぐに漂白剤をかけてしまいます。
100均で売っているような「ぴゅーっと細く液体をかけられるような容器(ノズル付き容器)」に漂白剤を入れておいて、それを全体的にふりかけます。
ペットボトルの蓋にキリで穴を開けておくのでもいいです。

そうすると、臭いが出て来る前に塩素臭に置き換わって悪臭を誤魔化せますし、除菌されて衛生的です。

コンクリートも塩ビ管も漂白剤で痛む可能性があるので、漂白剤を付けた後は仕上げに必ず水で洗い流してください。

※排水が下水道ではなく、浄化槽に繋がる場合は漂白剤は使わない方がいいと思います。

漂白剤を使う場合は、酸性のものに注意!>
その場で混ぜなくても、流し台やトイレ等に酸性洗剤やクエン酸、お酢等の酸性のものを使った後の排水桝は危険なので漂白剤は使わない方がいいと思います。
漂白剤を使うときには、くれぐれも安全に気を配ってくださいね。
→❗️混ぜるな危険

食器用でも酸性洗剤があるみたいです。
食器用の酸性洗剤=(キュキュットクリア除菌など)
※「キュキュット クリア除菌」の原液は弱酸性ですが、水を含ませたスポンジにつけて泡立てたり、水で薄めると中性になるようですが十分に気をつけてください。

・排水桝内の点検をする

・排水桝内に問題が発生していないのならば清掃無しでも清掃をしてもどちらでもいいと思います。
インバート桝(乾いているもの)は異常がなければ汚れていないことが多いです。
根っこが排水桝に入り込んでいないか?などの点検をしましょう。

根っこに注意!>
排水桝において特に厄介なのは、木の根っこです。
塩ビ管の場合は根っこが入ることは少ないのですが、コンクリート桝は劣化してコンクリートとパイプの間に隙間があくので、そこから根っこが入ってきてしまいます。
汚水は木にとっては養分たっぷりなので、そこを狙って伸びてくるのですよ。。

根っこが隙間から生えていたらハサミ等で切りとります。
配管内に入り込んでいたら掴んで引っこ抜きます。
根っこを完全に除去するのは難しいです。
根っこは切ってもまた伸びてくるので、定期的にチェックすることが大事です。

・排水桝を清掃をする

高圧洗浄をするときは、下流の排水桝から上流に向かって水を流します。
(※上流からやると下流でせき止められて汚水が溢れてしまう)
排水が詰まっていない場合は関係ないのですが一応覚えておきましょう。

『インバート桝の場合』

「インバート桝」など汚水や沈殿物が溜まっていない場合の掃除は簡単です。
中性洗剤を付けた柄の長いブラシでこすってジョウロの水で洗い流して終了です。

<エルボがある場合>

清掃前

清掃後


エルボ内には洗剤のカスなどの汚れが蓄積しているので、エルボを引き抜いてブラシ内部を掃除しておくのもいいと思います。(私は触りたくないのでエルボは外さないで掃除しています。)
エルボの穴の向きは必ず元の向きと同じにして戻してください。
間違えると不具合が出ると思います。

『トラップ桝』『堆積物がある場合』

画像引用:台所のトラップますを掃除して、下水が詰まらないようにしましょう!

業者による高圧洗浄の経過
詰まりが発生して既に手遅れの状態でした…。

高圧洗浄前

高圧洗浄で水を抜いた後

高圧洗浄で洗い流した後
(エルボにこびりついている汚れをもっと綺麗に流してほしかったな…😅


「トラップ桝」のように、汚水が溜まる構造になっているものや、堆積物がある場合はひしゃくや取っ手付きのザル等で堆積物をすくい取ります。
そして、中性洗剤とブラシで清掃して、ジョウロやホースの水で洗い流します。

トラップ桝は常に汚水が溜まっているので、その水を入れ替えるイメージで仕上げに大量の溜め水を一気に流すというのを何度かやると排水桝内の汚水が綺麗な水に入れ替わると思います。

そして掃除後には、溜め水を一気に流す等の対策を日常的に行っておけば、次に清掃する時の堆積物はかなり少なくて、掃除が楽な状態になっているはずです。

<すくい取った汚物の捨て方>
大きいゴミ袋の中に新聞紙を敷いて、その新聞紙の上に汚物を入れれば水分を吸ってくれるのでゴミとして捨てられます。水分が多かったら新聞紙を足して水分を吸わせてからゴミに出します。

袋が破けて出てくると不衛生なので袋を二重三重にしておきます。
臭いが凄いときは防臭袋に入れると臭いが出てこないです。

これは本当に臭いが出ないのでお勧めです!
※100均で売っているような安物の防臭袋は効果が無くて普通に臭いが出てきます・・m(_ _)m

・点検のついでに排水経路を把握しておこう!

排水桝の清掃が終わったら、水の流れが悪いところがないか?など、全ての排水桝の排水の入口、出口の流れ方をチェックしておくといいと思います。

ついでに宅内から排水桝までの排水経路を把握しておくとトラブルがあった時に対処しやすくなります。
トイレ、キッチン、洗面所、お風呂などどこにつながっているのかを把握しておきましょう。

特に節水型のトイレは詰まる可能性が高いので、把握しておいて損はないと思います。
節水型のトイレにつながる排水桝はこまめに点検すると詰まりの予防になります。

・掃除が終わったら排水桝の蓋を閉める

万が一蓋が外れると泥やゴミが排水桝に入って詰まるのでしっかりと閉めます。

塩ビ管の蓋は載せただけだと甘いので足で踏んではめ込みます。

コンクリート桝は次に開けるときに困らないようにコンクリート桝の蓋の開け口の方向を開けやすい方向にして閉めましょう。(※元の位置に戻すのが無難)



・道具の後片付け

<洋服>
汚れた服はそれだけを別にして洗います。酸素系漂白剤で除菌出来れば安心できます。

<道具>
清掃に使った道具は汚物に触れているので使い捨てにします。
捨てられないものは漂白剤に漬けて除菌します。

私は室内に汚れを持ち込みたくないので、庭の水道に栓をして水を溜めてその中に漂白剤を入れて道具を漬けこんで除菌します。
そして、十分に洗ってからしまいます。
使った道具は漂白しても他では使いたくないので、排水桝の掃除専用にして保管します。

<庭の水道を使う時の注意点>
庭の水道は滅多に使わないので、その場で漂白剤や洗剤や汚れを洗い流さないと配管が痛んだり汚れがこびりついてしまいそうなので、最後に庭の水道に溜め水をして一気に流して、尚且つ水道の蛇口を目いっぱい開けて勢いよく水を出したまま、1~2分流しっぱなしにしておきます。

※我が家の庭の水道は排水管の距離が長くて排水桝に届くまで1分くらいかかるので、なるべく長めに水を出すことにしています。

このページが皆さまの参考になれば幸いです。
メンテナンスと日々の心掛けで汚れや詰まりを防ぎましょう!

<参考>
汚水桝とは何?仕組み・構造や排水桝との違い・掃除方法を紹介!
汚水桝の点検の仕方をお教えします【水コネクト】
雨水枡・汚水枡・浸透枡の構造と掃除方法。配管詰まりは溢れる原因に
汚水枡から汚物があふれる(下水つまり)の解消

<排水桝の種類>
トラップ桝
インバート枡・ため枡の違い
インバート桝と溜桝 -それぞれの違いを紹介
排水桝にはどんな役割があるの?

紛らわしい?排水トラップとの違いは

<自分用のメモ>
排水桝 | YELLHOUSE↗
節水型トイレ・節水型設備は悪臭や排水管の詰まりの原因!
排水桝その①排水枡の種類 【定期的にメンテナンスを】
排水枡その②排水枡の昔と今【コンクリート枡の交換方法】

コンクリート桝の隙間を放っておくと陥没の可能性ありm(_ _)m(我が家やばいです…)
住まいにとって縁の下の力持ち!排水のおはなし♪ | YELLHOUSE↗

コンクリート枡から塩ビ枡へ交換【排水桝交換工事】
トイレの詰りから発見! 古くなった排水マスどうしたらいい? 排水マス交換工事
住まいにとって縁の下の力持ち!排水のおはなし♪2

戸建てにお住まいの方必見!~汚水桝点検のススメ~ | YELLHOUSE↗

<詳しい説明あり>
汚水枡から汚物があふれる(下水つまり)の解消 – 上下水道局指定工事店↗
排水つまりを自分で治す方法の特集ページ

■排水桝の交換:参考動画
■排水桝に根っこが入り込んでいる例:参考ページ

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