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アルカリ剤とマグネシウム粒の一回当たりのコスパと洗濯方法の比較!最安値を紹介します!

洗濯用アルカリ剤とマグネシウム粒洗濯のコスパと使用感の比較! how to

マグネシウム粒洗濯(洗濯まぐちゃん)アルカリ剤洗濯方法最安値とそれぞれ一回にかかる費用を比較します。
たくさんあるアルカリ剤の中で、どれが一番洗濯に向いているのか?も調べました。

<アルカリ剤の注意事項>

薬品名は一語違えば似て非なるものになります。
購入時や使用時には似た名前のものと間違えないようにしましょう。

  • 目や口に入ると危険。
  • 子供の手の届かないところに保管すること
  • アルカリ度が高いものを扱うときは保護用手袋を着用する。

<目や口に入ってしまった場合>

  • 粉や水溶液が目や口に入ったら、清潔な水で十分にすすぎ流します。痛みなどが残る場合は、医療機関に相談する。
  • アルカリ剤が皮膚に付いてヌルヌルしたときは水で十分に洗い流します。
    • スッキリと落ちない時は、酢やクエン酸で中和します。クエン酸やお酢を手に少し振りかけてよく馴染ませてから水でよく洗い流す。
  1. 弱アルカリ水での洗濯にはいろいろな方法がある!
  2. アルカリ剤とマグネシウム粒の性質を比較!
    1. <アルカリ剤の性質と注意事項>
    2. <マグネシウム粒の性質と注意事項>
  3. アルカリ剤:アルカリ度の強さ
    1. アルカリ剤のアルカリ度の強さの順番
  4. それぞれのアルカリ剤の特徴と洗濯方法
    1. アルカリ剤共通の注意事項
    2. 酸素系漂白剤 ph10.5〜11 弱アルカリ性
    3. 炭酸ソーダ ph11.2 強アルカリ性
    4. セスキ炭酸ソーダ ph9.8 弱アルカリ性
  5. アルカリ剤の中で洗濯に向いているものは?
  6. マグネシウム粒洗濯の特徴
  7. アルカリ剤洗濯とマグネシウム粒洗濯の比較
    1. アルカリ剤洗濯
    2. マグネシウム粒洗濯
  8. アルカリ剤とマグネシウム粒の最安値は?
    1. 炭酸ソーダの最安値
    2. セスキ炭酸ソーダの最安値
    3. 酸素系漂白剤の最安値
    4. マグネシウム粒の最安値
  9. アルカリ剤とマグネシウム粒のコスパを比較してみましょう!
    1. アルカリ剤の購入費用
    2. アルカリ剤の使用量
    3. アルカリ剤の洗濯には1回当たりいくらかかる?
    4. マグネシウム粒の購入費用
    5. マグネシウム粒の洗濯には1回当たりいくらかかる?
    6. マグネシウム粒は何年間使える?
    7. 2年間使用した場合のマグネシウム粒洗濯の1回当たりの費用は?
  10. アルカリ剤とマグネシウム粒のコスパの比較のまとめ!
    1. 合成洗剤とのコスパを比較してみる
  11. アルカリ剤とマグネシウム粒のどちらがいいのか?
  12. 私のおすすめはマグネシウム粒洗濯です!
    1. ドラム式よりも縦型洗濯機の方がマグネシウム粒洗濯に向いています
  13. 弱アルカリ水で洗濯するというところは同じ!

弱アルカリ水での洗濯にはいろいろな方法がある!

洗剤を使わなくても「弱アルカリ水」を使えば、洗剤を使わずに洗濯が出来るというのを洗濯まぐちゃん(マグネシウム粒洗濯)をきっかけに知ったときは目から鱗だったのですが、そもそもアルカリ剤を使えば洗剤なしで洗濯出来るというのも驚きでした。

そこで、様々な「アルカリ剤」の性質や洗濯に使う時の使用方法などを調べました。
マグネシウム粒とアルカリ剤とのどちらがいいのか?も比較していきます。

どのアルカリ剤が洗濯に向いているのか?
溶けやすさ、すすぎ残り、コスパ、安全性を比較します。
ややこしい薬品名と商品名もまとめました。

アルカリ剤とマグネシウム粒の性質を比較!

アルカリ剤とマグネシウム粒洗濯は同じく弱アルカリ水での洗濯です。
どのような違いがあるのか?を見比べていきましょう。

<アルカリ剤の性質と注意事項>

洗濯に使えるアルカリ剤にはいくつかの種類がありますが、性質はほとんど共通していますが、粉の溶けやすさはそれぞれ違います。

冷水使用:溶けにくく、反応が悪い。
温水使用:溶けやすく、反応がいい。

手間:溶け残らないように前もって溶かす必要がある。

すすぎ残り:成分が残るので、使用量に注意が必要。
すすぎの回数:念のためにすすぎはしっかりと2回以上することをお勧めします。
※溶けにくいものや、多めに使う場合はすすぎが多めに必要。

<備考>
溶け残らないように使用量を調整したり、反応が良くなるようにお湯を使うなど気を遣う必要がある場合がある。

<得意なこと>
水の硬度が高い地域での洗濯。(アルカリ剤は水の硬度に影響されない。)

<苦手なこと>
絹・毛などアルカリに弱いタンパク繊維の洗濯

<マグネシウム粒の性質と注意事項>

冷水使用:反応が悪い。
温水使用:反応がいい。

手間:ph値が上がるまで10~20分撹拌する必要があるので時間がかかる。
洗濯時間は最低15分、しっかりと洗うなら30分は必要。

すすぎ残り:すすぎ残りの心配がない
すすぎの回数:1回
(汚れが気になる時のみ2回以上)
金属臭がつく場合はすすぎを多めにする。
(お手入れ直後や使用量が多い場合はは金属臭が付く可能性があります。)

<備考>
洗濯水をph9.5以上にするために使用量や洗濯時間を調整する必要がある。
マグネシウム粒の手入れが定期的に必要。

<袋の補強が必要>
マグネシウム粒が飛び出さないように、袋を二重にするなどの対策が必要です。
マグネシウム粒がこぼれると洗濯機の故障の原因になります。

<得意なこと>
水の硬度が高い地域での洗濯。(アルカリ剤は水の硬度に影響されない。)

<苦手なこと>
絹・毛などアルカリに弱いタンパク繊維の洗濯

洗浄タイプ洗浄力肌・衣類へのやさしさ臭い・雑菌対策洗濯機トラブルの有無特徴 
セスキ炭酸ソーダアルカリ性弱い、
汚れ強い時△
酸素系漂白剤除菌・漂白効果高め
液体合成洗剤強洗浄力、
香料多いことも
マグネシウム洗濯環境負荷小さい、
除菌力はやや低い
石鹸洗濯自然派、
石鹸カス注意
セスキ洗濯をやめた理由と洗浄力の違いを徹底比較|体験談と臭い・衣類トラブル対策も解説 – ハウスケアラボ↗

マグネシウム粒洗濯についてはこちらで詳しく紹介しています。
洗濯まぐちゃん(マグネシウム粒)で洗濯するコツや代用品を紹介します!

アルカリ剤:アルカリ度の強さ

洗剤の「液性」の欄に表示されるpHは以下の通りです。

pH洗剤の液性
3.0未満酸性
3.0以上 6.0未満弱酸性
6.0以上 8.0以下中性
8.0を超えて 11.0以下弱アルカリ性
(洗濯に有効)
11.0を超えるものアルカリ性
(強アルカリ)

アルカリ剤のアルカリ度の強さの順番

アルカリ度が高いほど皮膚刺激が強くなるので取り扱いに注意が必要です。

  • 炭酸ソーダ:ph11.2
    • 危険度:高(※保護手袋を着用)
  • 酸素系漂白剤:ph10.5〜11
    • 危険度:高(※保護手袋を着用)
  • セスキ炭酸ソーダ:ph9.8
    • 危険度:中
  • 重曹:ph8.27
    • 危険度:低
  • 水道水:中性(地域で違う)
    全国の水道水の硬度・pH

それぞれのアルカリ剤の特徴と洗濯方法

アルカリ剤共通の注意事項

<入れすぎ注意!>
アルカリ剤は入れすぎると洗い上がりがベタ付いたり、臭いが出たりする事があります。
アルカリ剤を溶かした水を触ってみて、ほんの少し指先が滑るようなツルッとする感触があれば充分です。

<ドラム式はよくすすぐこと!>
ドラム式洗濯機は説明に関係なく、常に多めにすすぐことを推奨します。

<すすぎにクエン酸を使うのもいい>
すすぎ水に残ったアルカリが気になるときは、最終すすぎ時にクエン酸を少量入れても良いです。

  • →水400mlに対してクエン酸10gの水溶液を作り、1回の洗濯で20ml程度使用して洗濯すると洗い上がりがふんわりする。(※腐るので作り置きはしない)
  • →10Lに対してクエン酸小さじ三分の一をすすぎ水に振りいれる。

酸素系漂白剤 ph10.5〜11 弱アルカリ性

ここで言う酸素系漂白剤は、粉末タイプの過炭酸ナトリウムのことです。
(※酸素系漂白剤の液体は過酸化水素であり別物です。)

→酸素系漂白剤の液体の成分は?

GoogleAIの解説

酸素系漂白剤は「液体」と「粉末」とがあり、どちらも漂白力は穏やかです。 「液体」の酸素系漂白剤は過酸化水素が主成分でウールにも使えます。 「粉末」の酸素系漂白剤は過炭酸ナトリウムが主成分です。


<薬品名>
通称:過炭酸ナトリウム、過炭酸ソーダ

正式名称:炭酸ナトリウム過酸化水素付加物
化学式:[2Na₂CO₃・3H₂O₂ または Na₂CO₃・1.5H₂O₂]

<商品名>
「オキシクリーン(違う成分も入っています)」『コストコ』で5Kgが2000円
「酸素系漂白剤(粉末)」(※液体は別物です)
危険度:高 (※保護手袋を着用)
用途:漂白・除菌・消臭効果

<性質>
溶けにくい(重曹よりは多少マシ)
洗剤と併用可
酸素系漂白剤のみでも洗濯出来るが、生地が傷むので時々がいい。

<得意なこと>
布製品や器物類の殺菌漂白
食器洗い機の洗剤として
発泡力を活かして洗濯槽や排水管パイプの掃除に

■アルカリと活性酸素の相乗効果

アルカリ剤は油汚れを「けん化」して落とします。
過炭酸ナトリウムは更に、水に溶けたときに出る活性酸素が汚れを化学的に分解するので、他のアルカリ剤に比べてより洗浄力が強いです。
この性質を活かすためには、ぬるま湯で洗濯する必要があります。(40~50℃が理想的)

<酸素系漂白剤の洗濯方法>

酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)は、「洗濯・漂白・しみ抜き」が出来ます。

<酸素系漂白剤での洗濯>
洗濯物を洗濯槽に入れて水量を決める。
40度位のお湯と適量の過炭酸ナトリウムを入れて、1~2分撹拌してから、洗濯物を入れる。

使用量:お湯30Lに大さじ2。洗濯物の汚れ具合によって加減する。
(※お湯は40〜50℃が理想)
(※水で使う場合は「長めのつけ置き」→ 1〜2時間置くと、低温でもゆっくり反応して効果が出ます。)
(※洗濯物に過炭酸ナトリウムの粒が直接掛からない様に注意する。(色落ちの恐れ))

<洗濯と併用する(助剤として使う)
洗濯洗剤との併用:水量40リットルに小さじ1杯。
アルカリ剤無添加粉石鹸や液体石鹸との併用:洗濯槽1杯に大さじ1~2杯
(水分と反応した過炭酸ナトリウムから活性酸素が発生し、その残りの炭酸ソーダが助剤として働きます。)

洗い時間:15~20分程度(浸け置き時間含む)
すすぎ:すすぎは1~2回(ドラム式の場合は2回以上)
(※酸素系漂白剤は刺激が強いので成分が残らないようにしっかりとすすぐこと!)

→[漬け置き洗い]
過炭酸ナトリウムが溶けたら20分以上浸けおきする。
※数時間~1晩くらい浸けおいてもOK(※化繊は再汚染するので漬け置きしない!)
浸け置き後の「洗い」時間は1~2分で充分。

<浸けおきに向かない衣類>
水で色落ちする物。
ポリエステル、ナイロンなどの化繊、化繊混紡製品。(「再汚染」が起こり易いので)
絹やウールなど、アルカリに弱い物。

ドラム式はすすぎを多めにすること!>
ドラム式洗濯機の場合は水量が少ないので、すすぎを二回以上する。
縦型洗濯機でも使用量が多い場合はすすぎを二回以上する。
すすぎが足りないと黒ずみや臭い、ベタつき等が発生する事がある。

<衣類の漂白>
使用量の目安:40℃の湯3Lに大さじ2杯

衣類が充分浸る程度のお湯を溜めて、お湯に過炭酸ナトリウムを入れて、衣類を30分~1時間浸け込む。終わったらよく濯ぐ。

[漂白時の注意]
汚れが残っていると漂白効果が落ちるので汚れを落としてから行います。
綿や麻等の丈夫な繊維の白物は50℃程度に湯温を上げるとより効果的です。
洗濯物の量が多いときは洗濯槽や浴槽を浸け置きに使います。(蓋をするとお湯が冷めにくい)

酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム):お湯と水の効果の違い

酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム):お湯と水の効果の違い

酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)での洗濯時にお湯を使うか?水を使うかで効果が変わります。

過炭酸ナトリウムは水に溶けるときに「酸素(O₂)」を発生させて漂白・除菌します。
ところがこの反応は 温度依存 で、温度が低いと分解がほとんど進みません。

🌡 温度と効果の関係

効果お湯使用時(40〜50℃)水使用時(20〜25℃)
漂白力◎強い△ほとんどない
除菌力◎強い△ややある
消臭力◎強い○少しある
アルカリ洗浄力○中程度○中程度(同等)
水温効果説明
30℃未満(冷水)弱いほとんど分解せず、酸素が発生しにくい。
除菌・漂白力が低い。
40〜50℃前後(ぬるま湯)◎強い最も活性が高く、酸素がしっかり発生。汚れ・臭いをよく分解。
60℃以上(熱湯)⚠やや強すぎ分解が急速すぎて効果が持続しないことも。衣類の傷みにも注意。

💧水(20〜25℃程度)の場合は?

  • 分解速度が非常に遅く、酸素の放出量が少ない。
  • そのため 「漂白・強力除菌」までは到達しない
  • しかし、少量でも 過酸化水素そのものが抗菌性を持つ ため、
    → 菌の繁殖をある程度抑える
    → 洗濯物のイヤな臭いを軽減する
    という軽い除菌・消臭効果は期待できます。
  • そして、弱アルカリ性による皮脂汚れ・臭いの分解は多少期待できます

つまり水で洗濯する場合、

「洗剤+アルカリ助剤としての効果」は少しあるけれど、
「酸素系漂白剤としての強い洗浄・除菌力」はほぼ発揮されない
という状態です。


酸素系漂白剤:お湯と水の効果の違いを詳しく紹介!

<酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)の取り扱いの注意>

  • 保管中は水を掛けない
    • 水分と反応すると炭酸ソーダになってしまい漂白力が失われます。
      (空気中の「湿気」程度では大丈夫。)
  • 完全密封で保存しない
    • 水気が入らないようにフタ付きの容器で保存する必要があるが、完全に密封はせずにガス抜きが出来るようにします。
      僅かずつ発生した過酸化水素によって容器が変形・破損することがあるので、過炭酸ナトリウムの商品パッケージにはガス抜きの小穴があいています。
  • ステンレス以外の金属はNG
    ステンレス以外の金属と反応するので、保管に銅やアルミなどの金属製の容器を使わない
  • 草木染め製品は媒染剤として鉄や銅が使われている事があるので過炭酸ナトリウムは使えない。ボタンやファスナー、ラメなどにステンレス以外の金属が使用されている衣類も使えない
  • 肌や粘膜に付いた時の注意
    • ゴム手袋をする。
    • 過炭酸ナトリウムが皮膚に付いてヌルヌルしたときは水で十分に洗い流し、スッキリと落ちない時は、酢やクエン酸で中和します。
      クエン酸やお酢を手に少し振りかけてよく馴染ませてから水でよく洗い流す。
    • 粉や水溶液が目や口に入ったら、清潔な水で十分にすすぎ流します。痛みなどが残る場合は、医療機関に相談する。


炭酸ソーダ ph11.2 強アルカリ性

<薬品名>Wikipedia
通称:炭酸ナトリウム、炭酸ソーダ、ソーダ灰
正式名称:炭酸二ナトリウム
化学式:[Na2CO3]

<商品名>
炭酸ナトリウム (ソーダ灰) 食品添加物」
危険度:高 (※保護手袋を着用)
用途:ガラスや洗剤の原料、食品添加物(かんすい)、医薬品、化粧品のpH調整剤

<性質>
溶けやすいので洗濯に向いている
炭酸ソーダは吸湿すると固くなる
入れすぎると衣類がベタつく原因になる
すすぎは1回でOKとされていますが、2回した方が安心です。

<炭酸ソーダの洗濯方法> (※セスキ炭酸ソーダの半分で同じ効果)

(※汚れがひどい場合は、洗濯する前に3時間〜1晩程度つけ置きすると効果的です。)

使用量:水30L小さじ1~大さじ半分(約8g)
溶かし方:水に溶けやすいので溶かし込まずに洗濯物と同時に洗濯槽に入れられます。
洗い時間:15~20分程度
すすぎ:すすぎは1回~2回。(※多めに使った場合は2回以上。)

<炭酸ソーダ:得意な汚れの例>
取っ手やスイッチ、器物表面の手垢汚れ
皮脂や垢など軽い汚れの洗濯や、ひどい油汚れの下処理
血液汚れ
台所のベタベタ汚れ

<炭酸ソーダ:苦手な汚れの例>
激しい泥汚れ(靴下やスポーツユニフォームなど)
機械油や口紅などのガンコな油汚れ
衣類のシミ(シミには漂白剤が一番効きます)

<参考>
炭酸ソーダでの洗濯 – 石鹸百科

セスキ炭酸ソーダ ph9.8 弱アルカリ性

<薬品名>  Wikipedia
正式名称:セスキ炭酸ナトリウム
化学式: [Na₂CO₃・NaHCO₃・2H₂O]
※炭酸ナトリウムと重曹の混合物

<商品名>
「セスキ炭酸ソーダ」「アルカリウォッシュ
危険度:中(※場合により保護手袋を着用)
作用:洗浄剤や入浴剤

<性質>
溶けやすい(炭酸ソーダと重曹の中間)
入れすぎると衣類がベタつく原因になる
すすぎ不足で粉残りや生乾き臭が出る
すすぎは1回でOKとされていますが、2回した方が安心です。

<セスキ炭酸ソーダの洗濯方法>

セスキ洗濯単独だと臭いが取れないという口コミあり。(※炭酸ソーダも同じだと思います。)
体臭やワキガ対策には、セスキ炭酸ソーダのみではなく酸素系漂白剤や洗剤との組み合わせが効果的。

<使用量>
30L:小さじ1〜2杯
45L:小さじ2〜3杯
60L:小さじ3〜4杯

溶かし方:水に溶かし込んでから洗濯物を入れます。
洗い時間:15~20分程度
すすぎ:すすぎは1回~2回。(※多めに使った場合は2回以上。)

<つけ置き>
使用量:水10Lに対して約5g
つけ置き時間:30分程度
※つけ置き時間が長すぎると繊維のダメージや逆に雑菌が繁殖して色落ちや生乾き臭の原因にります。

<注意事項>
正しい希釈で短時間つけ置きを行い、しっかりすすぐことが臭い防止になる。

・すすぎはしっかりと!
粉末が溶けきらずに洗濯機内に残ることがあります。
特にドラム式洗濯機では、粉が給水口や配管に付着して詰まりやすく、最悪の場合は洗濯機の故障につながるリスクもあります。
水温が低い環境や分量を誤ると、すすぎ不足で残留が発生しやすくなるため要注意です。また洗剤と一緒に使うと化学反応によってフィルターや内部パーツが傷みやすくなることもあります。
これを防ぐためには、洗濯機ごとの推奨分量や使い方を守り、定期的なクリーニングをする必要がある。

📝縦型とドラム式での使用量の違いについて

縦型とドラム式では水の使用量や洗浄力が以下のように変わります。

洗濯機タイプ水量セスキ炭酸ソーダ目安量
縦型30L小さじ2(約10g)
ドラム式20L小さじ1(約5g)

ポイント

  • 洗濯物が多い場合や臭いが気になる場合は最大1.5倍まで増量可能です
  • 洗剤と一緒に使う場合もこの範囲内に調整する
  • 入れ過ぎは溶け残り・洗濯機故障の原因になるので注意

特にドラム式では多すぎると洗濯機がエラーを起こしやすいようなので気を付けましょう!


<セスキ炭酸ソーダ:合わない素材>
ウール、シルク、カシミアなどの動物性繊維
色落ちしやすい色物やプリントTシャツ
装飾付きやデリケートな衣類

<セスキ炭酸ソーダ:向いている素材>
綿、ポリエステル、ナイロンなどの化繊
汗や皮脂汚れが多い日常着やタオル
下着や靴下などの臭い対策

<セスキ炭酸ソーダ:よくある失敗>
汗臭・生乾き臭・ワキガ臭が取れない
服やタオルの色あせ、繊維のゴワつきが出てくる
溶け残りによる洗濯槽やドラム式洗濯機の詰まりやトラブル
アルカリ成分による手や肌のかゆみや荒れ
洗剤の分量調整・つけおき・すすぎなどの手間がかかる


<参考>
セスキ炭酸ソーダ洗濯はつけ置きなし?その効果を徹底解説!
セスキ洗濯をやめた理由と洗浄力の違いを徹底比較|体験談と臭い・衣類トラブル対策も解説

重曹 ph8.27  弱アルカリ性

<薬品名> Wikipedia
正式名称:炭酸水素ナトリウム [NaHCO3]
通称:「重炭酸ナトリウム」「重炭酸ソーダ」

<商品名>
「重曹」
危険度:低 (素手OK)
作用:食品添加物・掃除・入浴剤
ベーキングパウダーの代替品
酸性の臭いに対する脱臭効果があり、肉・魚臭さの消臭や靴箱の脱臭剤などにも使用できる。

<性質>
かなり溶けにくい上にphが低いので洗濯には向かない
食品添加物、掃除用として利用する。(※食品用と掃除用は精製度合いが違うので注意!)

アルカリ剤の中で洗濯に向いているものは?

アルカリ剤の中では、以下の3つが洗濯に向いています。

  • 炭酸ソーダ:ph11.2 危険度:高(※保護手袋を着用)
    • 水に溶けやすいので洗濯に向いている
  • 酸素系漂白剤:ph10.5〜11 危険度:高(※保護手袋を着用)
    • 水に溶けにくいが洗濯に向いている
    • 常用するのではなく除菌や漂白が必要な時のみに使う方がいい
    • 他の洗剤やアルカリ剤との併用が向いている
  • セスキ炭酸ソーダ:ph9.8 危険度:中
    • 溶けやすさは炭酸ソーダに及ばないが洗濯に向いている

「炭酸ソーダ」は水に溶けやすいので最も洗濯に向いています。
粉を溶かす手間がいらない、溶け残りやすすぎ残りの心配が少ないという点が大きなメリットです。
⚠️アルカリ度が最も高いので取り扱いに注意

■「セスキ炭酸ソーダ」は掃除や洗濯に使えるアルカリ剤として有名です。
炭酸ソーダよりは溶けにくいので、溶け残りやすすぎ残りがないように気を付けましょう。
⚠️すすぎ残りが洗濯機の故障につながることが多いようなので注意

■「酸素系漂白剤」は常用せずに必要に応じて使うのがベストです。
酸素系漂白剤が入っている「オキシクリーン」などで洗濯する方もいるようですが、痛みが激しいので普段使いで洗濯することは推奨しません。
⚠️すすぎ残りが肌トラブルにつながることが多いようなので注意

溶けやすさ、生地へのダメージ、肌へのダメージ、洗濯機に与える影響、取り扱いのしやすさ、安全性などを考慮して、自分に合ったものを選びましょう!

マグネシウム粒洗濯の特徴

<商品名>
「洗濯マグちゃん」「高純度マグネシウム粒」

成分:高純度マグネシウム
粒の大きさ:5㎜が適切

<洗濯水はpH9.5以上にする>
最低pH8以上であれば洗濯水になり得ますが、洗濯水がpH9.5以上になると洗浄力を発揮するので、pH9.5以上になるように量や洗濯時間を調整するのが効果的に洗濯するコツです。

<1袋に対してマグネシウム粒は200g程度まで>
マグネシウム粒を入れる袋は、1袋200g程度までにした方がいいと思います。
一度にたくさん入れると反応が悪くなるうえに、重さが片側によるので洗濯機への物理的負担が大きくなります。

例:マグネシウム粒を900g使う場合
「200gを4袋+100gを1袋」
「150gを6袋」
というように袋を小分けにする。

<マグネシウム粒の使用量>
規定量はなく、多いほど短時間でpH値が上がります。
大量に使うと洗濯物に金属臭が付いたり、洗濯機に物理的な負担がかかるので過度に増やさない方がいいです。

<使用量の目安>
※ネットの情報や自分での検証を元にして、10L=225Gを規定量としましたが多くても構いません。
20L:200g~450g
30L:450g~700g
40L:500g~900g
60L:600g~900g

※水量は縦型洗濯機を基準にしています。
※使用量を増やす場合は洗濯機への物理的負担を考慮しましょう。
※60Lは1350gが理想ですが洗濯機への負担を考えて900gを上限にしました。
(量が少なくても水温を上げたり洗濯時間を増やしたりすればpH値は上がります。)
※水温が低いとpH値が上がるのに時間がかかります。
※マグネシウム粒の量が少ないとph値が上がるのが遅くなります。
※表示より多く使用しても大丈夫です。(私は20Lに700g使用しています)

<洗濯方法>
マグネシウム粒を丈夫な袋に入れて洗濯水に入れ、洗濯物を投入して15分以上洗濯する。
念入りに洗う場合は洗濯時間を延長する。

<すすぎ>
すすぎは一回(汚れが気になる時は2回)
※洗剤やアルカリ剤と併用するときはすすぎを増やす。

<洗濯水のpH値をあげるには「撹拌」が必要!>

つけ置きだけだとph値がほとんど上がりません。
pH値をあげる為には「撹拌」することが必要です。

pH値を上げるには10分以上撹拌する必要があるので、洗濯時間は15分以上必要。
15分ではpH値が上がってからの洗濯時間が短いので、15分のコースを二回やる方がより汚れを落とせます。
温度が低いとpH値が上がりにくいので冬場はぬるま湯で洗濯すると効果的です。

<アルカリ剤、酸素系漂白剤、洗剤との併用が出来ます>

  • 炭酸ソーダ、セスキ炭酸ソーダ、酸素系漂白剤との併用
    • pH値を早く上げる為の補助剤として
  • 酸素系漂白剤との併用(※塩素系漂白剤は使えません)
    • 除菌、消臭のため
  • 合成洗剤との併用
    • 再付着防止のため、汚れ落ちを良くするため、ゴワゴワ感を減らすため
    • 石鹸系の洗剤は「金属石鹸」になる心配があるので併用しない方がいいかもしれません。(絶対にダメというわけではなさそうですが…詳細不明)

マグネシウム粒洗濯についてはこちらで詳しく紹介しています。
洗濯まぐちゃん(マグネシウム粒)で洗濯するコツや代用品を紹介します!

アルカリ剤洗濯とマグネシウム粒洗濯の比較

アルカリ剤とマグネシウム粒のメリットとデメリットを比較します。

アルカリ剤洗濯

<アルカリ剤のメリット>

  • 時間がかからない

<アルカリ剤のデメリット>

  • 水温が低いと溶けにくい
  • 前もって溶かす必要がある
    • 炭酸ソーダは溶けやすいので洗濯物と同時に投入してもいい
  • 成分が残るので、使用量に注意が必要
    • 規定量より多く使うと洗濯物や洗濯機に汚れが残る

マグネシウム粒洗濯

<マグネシウム粒洗濯のメリット>

  • 規定量を気にしなくていい
  • 前もって溶かさなくてもいい
  • 溶け残りやすすぎ残りの心配がない
  • 成分が残らないので無害
    • (※金属アレルギーには注意が必要)
  • すすぎが一回で済むので水道代が節約出来る。
  • 洗濯時間を2倍にしても、すすぎが一回なのでトータルで洗濯時間はアルカリ剤とほとんど変わらない
  • マグネシウム粒は長期間使えるので長く使うほど節約になる。
    (※粒が2㎜になると危険物になるのでその前に交換する:毎日使用で4~8年)

<マグネシウム粒洗濯のデメリット>

  • 水温が低いとpH値が上がりにくい
  • pH値が上がるまでに時間がかかる
    • ph8~9.5以上になるまでに10分以上撹拌する必要がある
    • マグネシウム粒の量や水温によって時間が変わる
  • より汚れを落とすためには洗濯時間を長くする必要がある
  • マグネシウム粒の重さで洗濯機に物理的負担がかかる
    • 特にドラム式は洗濯機に負担がかかるので増やしすぎないようにしましょう。
  • 破れて中身が出ると洗濯機の故障につながるので、袋が破れないように補強する必要がある
  • マグネシウム粒の手入れが定期的に必要(月に一度くらい)
  • 正しく使うためには、時々pH試験紙でチェックする必要がある

アルカリ剤とマグネシウム粒の最安値は?

※ここで紹介するのは「調査時の情報」です。
価格は変動するので目安程度にしてください。

炭酸ソーダの最安値

炭酸ソーダ通称:炭酸ナトリウム、炭酸ソーダ、ソーダ灰]

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セスキ炭酸ソーダの最安値

セスキ炭酸ソーダ[正式名称:セスキ炭酸ナトリウム]

セスキ炭酸ソーダの最安値は 1㎏ 440円です。
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酸素系漂白剤の最安値

酸素系漂白剤[通称:過炭酸ナトリウム、過炭酸ソーダ]

酸素系漂白剤の最安値は 1㎏ 471円~600円です。
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マグネシウム粒の最安値

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<純マグネシウム粒 6mm>
1㎏:2500円(送料無料:メルカリ)
(※こちらは黒くなった状態で届くので購入後はクエン酸で洗浄しましょう!)

マグネシウム粒を入れる袋も必要です!

マグネシウム粒がこぼれると洗濯機の故障につながるので、頑丈な袋に入れて、口が開かないように対策しましょう。
→袋を二重にして使い、ファスナーが開かないように縫い付けておくことをお勧めします。

洗濯ネットは100円均でも売っていますし、洗濯ネットじゃなくても大丈夫です。

アルカリ剤とマグネシウム粒のコスパを比較してみましょう!

購入する値段と使用量が人によって違うので比較しづらいのですが、自分なりに比較してみたいと思います。

アルカリ剤の購入費用

(※アルカリ剤はすべて大量買いだとほぼ同じで1㎏300円以下になりますが、小売りの値段で計算します。)

■炭酸ソーダ
1㎏500~714円

■セスキ炭酸ソーダ
1㎏ 440円~600円

■酸素系漂白剤
1㎏ 471円~600円

酸素系漂白剤は普段の洗濯に洗剤として使う場合は使用量が多い(セスキの3~6倍使う)ので、コスパは他の物よりは悪いです。
酸素系漂白剤は洗濯用ではなく、除菌や漂白用に別途必要になものとして購入することをお勧めします。

アルカリ剤の使用量

■炭酸ソーダ (※セスキ炭酸ソーダの半分で同じ効果)
水30Lに小さじ1~大さじ半分(約8g)。

■セスキ炭酸ソーダ
水30L:小さじ1〜2杯

■酸素系漂白剤
お湯30L:大さじ2(洗濯物の汚れ具合によって加減する)

アルカリ剤の洗濯には1回当たりいくらかかる?

1㎏使うのに何回洗濯出来る?

  • 30Lで5g使用ならば、200回の洗濯
  • 30Lで8g使用ならば、125回の洗濯
  • 30Lで10gの使用ならば、100回の洗濯
  • 30Lで30gの使用ならば、33.3回の洗濯

1回の使用量

以下の使用量を参考にして計算します。

■炭酸ソーダは30Lに5~8g
■セスキ炭酸ソーダは30Lに5~10g
■酸素系漂白剤は30Lに30g

1㎏を使い切るのに、30Lで何回洗濯出来る?

■炭酸ソーダ(※セスキ炭酸ソーダの半分で同じ効果)
30Lで125~200回の洗濯

■セスキ炭酸ソーダ
30Lで100~200回の洗濯

■酸素系漂白剤
30Lで33回の洗濯

アルカリ剤の洗濯1回当たりにかかる費用は?

<水量30Lで洗濯する場合>

■炭酸ソーダ
500円の炭酸ソーダならば、1回5g~8g使用で:2.5~4円
600円の炭酸ソーダならば、1回5g~8g使用で:3~4.8円
714円の炭酸ソーダならば、1回5g~8g使用で:3.57~5.7円

■セスキ炭酸ソーダ
440円のセスキ炭酸ソーダならば、1回5g~10g使用で:2.2~4.4円
600円のセスキ炭酸ソーダならば、1回5g~10g使用で:3~6円

■酸素系漂白剤
471円の酸素系漂白剤ならば、30g使用で:14円
600円の酸素系漂白剤ならば、30g使用で:18円

アルカリ剤はどれも価格が変わらないので、一回当たりの使用量が少ない「炭酸ソーダ」が一番コスパがいいと言えます。

マグネシウム粒の購入費用

マグネシウム粒の最安値

  • 1㎏で2500円(メルカリ)
  • 1.2㎏で3980円(アマゾン)

※1㎏以上だと価格が安いので1㎏以上の購入をお勧めします。
※余った分はのちに継ぎ足して使えます。

マグネシウム粒の洗濯には1回当たりいくらかかる?

マグネシウム粒は消耗品ではないので、使用量と1回当たりの値段を計算するのが難しいのですが、洗濯マグちゃん公式の情報を基に計算しました。

<計算の根拠>

洗濯マグちゃん公式が説明する、以下の二点を根拠とします。
 [参考:洗たくマグちゃん L

  • 約1年(300回)が交換時期
  • 袋込みで155gが140gになったら(中身が15g減ったら)交換時期
    (マグネシウム粒140g入り)

ということで、交換時期は以下の二点です。

  • 140gから15g減った時
  • 300回使用した時

どちらも同じ交換時期となると、300回使用すると15g減ると仮定出来ます。
すなわち、15gを300回で割ると1回たりの使用量ということになります。

[15g÷300回=0.05g]

ということで、1回で0.05gを消費するということが導き出されました。

マグネシウム粒洗濯の1回当たりの費用は?

マグネシウム粒は2㎜以下になると危険物になるので、5㎜の粒は5分の2になるまで使い、6㎜の粒は6分の2になるまで使うという前提で計算します。

<5㎜の粒1.2㎏を3980円で購入した場合>
5㎜の粒が5分の2になるまで使うと、1回あたり0.276円
・1200gの5分の2は480g
1200-480=720
720÷0.05=14400回
3980円÷14400回=0.276円

<6㎜の粒1㎏を2500円で購入した場合>
6㎜の粒を6分の2になるまで使うと、1回あたり0.187円
1000の6分の2は333g
1000-333=667
667÷0.05=13340回
2500÷13340回=0.187円

実際にはこのようには使えないと思うので、単なる計算上の値です。

マグネシウム粒が「約1年の使用で1割減る」と仮定して計算します。

上の1回当たりの値段は現実的ではないので、1年でどれくらい減るのか?で考えたいと思います。
上では1回0.05gとしましたが、実際にはお手入れをこまめにして、かなりマグネシウム粒がすり減っていくと思うので大雑把に、

  • 140gが15g減る=約1割減る

と仮定して、計算したいと思います。
正確さには欠けますが目安にはなると思います。

1㎏購入した場合の1年ごとの減り方

毎回1㎏投入して使用した場合で計算します。
(毎回1㎏入れるわけでなないので実際にはもっと長持ちするかもしれません。)

  • 1年後:1000g×0.9=900g
  • 2年後:900g×0.9=810g
  • 3年後:810g×0.9=729g
  • 4年後:729g×0.9=656g
  • 5年後:656g×0.9=590g
  • 6年後:590g×0.9=531g
  • 7年後:531g×0.9=478g
  • 8年後:478g×0.9=430g
  • 9年後:430g×0.9=387g
  • 10年後:387g×0.9=348g
  • 11年後:348×0.9=313g

1.2㎏購入した場合の1年ごとの減り方

毎回1.2㎏投入して使用した場合で計算します。
(毎回1.2㎏入れるわけでなないので実際にはもっと長持ちするかもしれません。)

  • 1年後:1200g×0.9=1080g
  • 2年後:1080g×0.9=972g
  • 3年後:972g×0.9=874g
  • 4年後:874g×0.9=787g
  • 5年後:787g×0.9=708g
  • 6年後:708g×0.9=637g
  • 7年後:637g×0.9=573g
  • 8年後:573g×0.9=516g
  • 9年後:516g×0.9=464g
  • 10年後:464g×0.9=418g
  • 11年後:418×0.9=376g

実際にこのように減るわけではないのですが、この計算だと4年後でも600g~700gも残っているので、4年後も30Lならば余裕で洗濯出来そうです。

マグネシウム粒は何年間使える?

では「限界まで使うとしたら、何年間使えるのか?」を考えてみます。

「2㎜以下のマグネシウム粒は危険物」になるので、5㎜の粒がすり減って2㎜になる前に交換しないといけません。
したがって「マグネシウム粒が5㎜から2㎜になる」=「マグネシウム粒が5分の2になる」直前が交換時期という風に考えます。(「球体の表面が削れるのは一定じゃないだろう」などという突っ込みはなしで…)

5㎜の粒ならば、5分の2になる前が交換時期ということになるので、5㎜の粒の寿命は8年後ということになります。

  • 1000g使用した場合の5分の2は400g
    • 8年後は430gで9年後は387gなので8年は使える
  • 1200g使用した場合の5分の2は480g
    • 8年後は516gで9年後は464gなので8年は使える

6㎜の粒ならば、6分の2になる前が交換時期ということになるので、6㎜の粒の寿命は10年後ということになります。

  • 1000g使用した場合6分の2は333g
    • 10年後は348gで11年後は313gなので10年は使える。
  • 1200g使用した場合6分の2は400g
    • 10年後は418gで11年後は376gなので10年は使える。

実際にはこの通りにはなり得ないとは思いますが、大まかな目安にはなるかな?と思います。

2年間使用した場合のマグネシウム粒洗濯の1回当たりの費用は?

長期的に使うとは限らないので現実的に「2年間使用した場合」で計算してみます。

2年間の使用で、毎日洗濯した場合の値段を計算します。
[365日×2年=730回の洗濯]→2年で730回の洗濯

3980円÷730回=5.45円
2500円÷730回=3.42円

<マグネシウム粒洗濯 1回の費用>
3980円で購入すると、1回5.45円
2500円で購入すると、1回3.42円

もしも4年使ったとしたら値段はその半分になります。
※マグネシウム粒の大きさで反応のしやすさが変わるらしいので、小さくなると効率が悪くなるかもしれません。)

(クエン酸での手入れや袋に経費がかかりますが、そこは計算に入れませんがお許しくださいませm(_ _)m)

アルカリ剤とマグネシウム粒のコスパの比較のまとめ!

さあ、改めてアルカリ剤とマグネシウム粒のコスパを改めて比べてみましょう!

マグネシウム粒の方が高いかと思いきや…どちらもほとんど変わらない気がします。
酸素系漂白剤だけは、他と比べて3倍くらい高いです。

<水30Lで洗濯する場合>(1㎏を最安値で買った場合で比較)

■炭酸ソーダ
500円の炭酸ソーダならば、1回5g~8g使用で:2.5~4円
600円の炭酸ソーダならば、1回5g~8g使用で:3~4.8円(3~5円)
714円の炭酸ソーダならば、1回5g~8g使用で:3.57~5.7円(4~6円)

■セスキ炭酸ソーダ
440円のセスキ炭酸ソーダならば、1回5g~10g使用で:2.2~4.4円(2~4円)
600円のセスキ炭酸ソーダならば、1回5g~10gの使用で:3~6円

■酸素系漂白剤
471円の酸素系漂白剤ならば、30g使用で:14円
600円の酸素系漂白剤ならば、30g使用で:18円

■マグネシウム粒(※二年使用した場合の値段)
1.2㎏を3980円で購入すると、1回5.45円
1㎏を2500円で購入すると、1回3.42円

大まかにまとめると、

  • アルカリ剤もマグネシウム粒もどちらも平均1回5円
  • 酸素系漂白剤は1回15円

という感じでいいのではないかと思います!

<マグネシウム粒の使用は2㎜まで!>
※マグネシウム粒は長く使うほどコスパが良くなりますが、2㎜になるまえに交換しましょう!

合成洗剤とのコスパを比較してみる

私が使っていた無香料洗剤のファブラッシュはどうでしょうか?
(※OKストアで買ったらもっと安いと思うけど)

ファブラッシュ:1400ml 720円 140回分(水30Lの場合)
720÷140=5.14円

こちらも1回5円です!
(この洗剤は無香料で部屋干し臭がないのでお勧め!マグネシウム粒との併用も出来ます😊

ちなみに大手メーカーの臭~い合成洗剤の中には、1回15円のものもありました。
(あのパッケージを見るだけでも恐怖を感じてしまいます…m(_ _)m)

アルカリ剤とマグネシウム粒のどちらがいいのか?

両者のコスパを比較したらほとんど同じ位だと分かりました。
洗濯に何を求めるのかでどちらがいいのかを考えてみましょう!

<マグネシウム粒の方がいい理由>

  • すすぎを少なくして水道代を節約できる
  • 洗濯機が汚れない(成分が残らないのでカビが生えにくい)
  • 粉の分量を測ったり溶かしたりする必要がない
  • 溶け残りやすすぎ残りを気にしなくていい
  • 薬品を使いたくない

<アルカリ剤の方がいい理由>

  • 洗濯機に物理的な負担がかからない
  • pH値を気にする必要がない
  • マグネシウム粒の手入れが必要ない
  • 袋の破損でマグネシウム粒が出てしまう心配がない

私のおすすめはマグネシウム粒洗濯です!

あくまでも個人的な意見ではありますが、私は圧倒的にマグネシウム粒洗濯がいいと思っています。(※又は無香料洗剤との二択)

私は現在マグネシウム粒で洗濯をしていますし、アルカリ剤のみでの洗濯はしたことがありません。(酸素系漂白剤との併用は時々しています。)
アルカリ剤は洗濯機のトラブルがゼロではないですし、すすぎ残しの心配があるので使いたいと思えないのです。

ドラム式よりも縦型洗濯機の方がマグネシウム粒洗濯に向いています

私が縦型洗濯機を使っているという点も、マグネシウム粒洗濯に魅力を感じる理由になっていると思います。
縦型洗濯機はすすぎに水を多く使うので、すすぎの回数が一回で済むマグネシウム粒洗濯に魅力を感じます。
私はマグネシウム粒洗濯の時でも2回すすぐ時があるくらいに、すすぎ残りを避けたいタイプなので、アルカリ剤ならばなおさら水道代がかかってしまいます。

そして、マグネシウム粒洗濯そのものが縦型洗濯機に向いていると思うのです。

洗濯の途中で蓋を開けてpH値を測るのは縦型洗濯機ならば簡単です。
しかし、ドラム式洗濯機の場合は蓋が横に開くので、洗濯の途中で蓋を開けると水がこぼれてしまうので水量によっては不可能です。(ph値を計らなくても洗濯は出来ますが…)

そして、洗濯機への物理的負担がドラム式の方が大きいように思います。
ドラム式は洗濯物を常に叩きつけているので、マグネシウム粒の重みで強い衝撃がかかって洗濯機に負担かかると思うのです。
なので、マグネシウム粒は増やしすぎないようにした方がいいと思います。
その上ドラム式は作りがデリケートで故障しやすいので、アルカリ剤やマグネシウム粒洗濯よりも、普通に無香料洗剤を使った方がトラブルが少なくていいのかもしれないとも思っています。(私は今現在ドラム式を使っていないので実際のところはわかりませんが…)

弱アルカリ水で洗濯するというところは同じ!

アルカリ剤もマグネシウム粒も同じく「弱アルカリ水」で洗うものなので、メリットとデメリットは似通っています。

どちらも泥汚れを落とすのは苦手で汚れが酷い部分には予洗いが必要というところは同じですし、洗濯を重ねるうちにゴワゴワしてきますし、抗菌などは出来ないという部分では合成洗剤に及ばない点があります。

しかし、合成洗剤は香料が強かったり、有害な成分が使用されているものが多いので、合成洗剤を使わないこと自体がメリットにもなります。

ちなみに、石鹸系の洗剤はゴワゴワしないし、生地も痛みにくく、肌に優しいという安心感がありますが、石鹸カスがたまってカビが生えやすくなるというデメリットがあります。
石鹸の溶け残りや水温や水の硬度にも注意が必要ですし、すすぎを多めにしないといけないですし、洗剤をたくさん使用しないといけないのでコスパが悪いとも言えますが、正しく使って、こまめに洗濯槽のお手入れをするのであれば石鹸系の洗剤もお勧めです。

ご自身の好みや環境に合わせて洗濯方法を選びましょう!

<弱アルカリ水洗濯>

このページが皆さまの参考になれば幸いです。

◆自分用メモ◆

<番外編:他のアルカリ剤のメモ>

  • 苛性ソーダ
    • 強アルカリの毒物であり劇物
  • メタケイ酸ナトリウム
    • 炭酸ソーダより強いアルカリ性を有します。(pH12~13)
    • 水にやや溶けにくいので単体での使用しない。
    • 過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)の効果を高めるアルカリ剤。

<番外編:他のマグネシウムのメモ>

  • エプソムソルトは入浴剤
    • 中性で洗浄力はないらしい(マグネシウムだから使えないか?と思ったが…😅)

<アルカリ剤の商品>
シュワッ!とパンチ
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤):1㎏ 518円

<参考サイト>

商品の最安値を調べる:https://www.saiyasune.com

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