私が実践している低周波音を紛らわす対策方法を紹介します。
低周波音があると、眠れないし、極めて不快!
低周波音はどんな音なのか、低周波音の発生源は何か、効果があった対策グッズを紹介します。
対策が分からずに苦しんでいる方の為に、低周波音から身を守る方法を紹介したいと思います!
「気のせい」って言われるのが辛い!
大きい音ではないけど、ず~っと響き続ける憎き低周波音!
低周波音って大きな音ではないし、騒音として人に訴えづらいんですよね。
誰もがすぐに気づくほどの大きな音ではなく、「気のせい」にされてしまうほどに小さいけれども、じんわりとまとわりついて人を苦しめるんです。
「気づかない程度の音ならいいのでは?」って言う人もいるかもしれませんが、そういう問題じゃないんですよ。
低周波音が聞こえる人と聞こえない人がいる!
「低周波音が聞こえる人と聞こえない人がいる」というのは聞こえる身からすると不思議なのですが、同じ家にいても一人だけが低周波音に悩んでいるということもよくあるようです。
我が家も私だけが低周波音を自覚しています。
母は聞こえていない、あるいは聞こえているけれども「耳鳴り」だと思い込んでいるような気もします。
母に低周波音の話をすると「私も耳鳴りが良く聞こえる、耳鳴りだよ」と「耳鳴り」のせいにされます。
もしかしたら、「低周波音」という概念を知らないので気づいていないだけなのでは?とも思っています。
もし聞こえていたとしても、それを不快に感じずに悪影響がないならばそれでいいのですが…無意識のうちに悪影響を受けて(本人にとっては)原因不明の不定愁訴になりはしないか?と心配になります。
低周波音はどんな音?
「聞こえる」というよりも、「振動を感じる」と説明した方が伝わりやすいかもしれません。
うちの場合は、『ヴー…ン』という低い振動音がず~っと一日中、鳴り続けています。
その音の嫌な所は、耳で聞こえるのではなくて、脳内に響くような振動なんですよ。
まとわりつくみたいに脳内でぐるぐると振動が響いてるんですよ。
耳が詰まったような鼻の奥が詰まったような顔の中心に重い圧力を感じます。
音が大きい時は蜂が脳内でぐるぐると飛んでいるみたいな感じになる時もあります。
すごく不快で気が狂いそうになります。
これは精神的なものではなくて身体的につらいのですが…分かって貰えない(逆にバカにされたりする)のがつらいですよね😭
たまに低周波音が止まる時があるのですが、その時はふわ~っと脳内が晴れ渡ったような爽やかさが訪れます。
その時は、いままでがいかに不快だったか?!ということを実感する瞬間でもあります…。
低周波音の発生源は?
我が家の低周波音の原因は外から聞こえる音なのですが…どこから聞こえるのかは分かりませんでした。
私は音の発生源を探そうと外に出て、音のする方向に歩いていこうとしたのですが…風が吹くとかき消されてしまうくらいのわずかな振動音なのです。
場所は判明しませんでしたが、家の周辺の広範囲に聞こえていました。
低周波音は音としては小さいけれども遠くまで響くのです。
そして、不思議と室内にいた方がよく聞こえるのです。
調べたところ、エコキュートやエネファームなどの動作音が低周波音の原因になった事例が確認されていて、それらが低周波音の発生源だという事が公に認知されているのだと分かりました。
もちろん全てがそうではないのですが、周りに工場などがなく住宅街ならば、ほとんどの場合、それらが原因だと考えるのが自然だと思います。
ちなみに、一時期『ウーーン!』というちょっと高めの高周波音?がした時があって、それは他人の家のエアコンの室外機でした。
その室外機の音は20m先からも聞こえるぐらいの音でした。
室外機の騒音なんて使ってみないと分からないので怖いですよね。
高い買い物ですし、設置の手間を考えると交換も簡単にはできないし…そのようなものを売って欲しくないです!
低周波音の原因はこれ!
<家の外が原因の場合>
- エコキュートやエネファームなどのエコロジー関連の家庭用の設備
- エアコンの室外機
- 風力発電
- 工場などの施設
<家の中が原因の場合>
- 扇風機
- ファンヒーター
- 冷蔵庫
- 洗濯機
<家電の振動は意外なところに伝わっています。>
下の部屋で壁掛け式の扇風機を使っていた時には、上にある私の部屋までその振動音が伝わってきました。そして、ベッドに横になった時の方が振動音が大きく伝りました。
頭が枕について、振動音が伝わりやすくなったのだと思います。
寝るときに騒音が大きくなるのは辛いですよね。
厄介なのが、発生源の置いてある部屋では低周波音は聞こえずに、別の部屋の人だけに低周波音が聞こえるというところなんですよ。苦情を言っても伝わりづらいのです。
なぜ近くにいる人が気づかないのか?と言うと、発生源から「マスキング音」が同時に出ているからなんです。(「マスキング音」については後に紹介します。)
振動を発する電気製品を使う場合は、「消音マット」などを使って、なるべく床や壁に振動が伝わらないようにしましょう!
- 扇風機
- ファンヒーター
- 冷蔵庫
- 洗濯機
などを、使用する時は大きい音が出ていないものでも、振動は思っている以上に他の部屋まで響いていますので、「消音マットを敷く」などの出来る限りの対策はしておきましょう。
ちなみに、消音マットを敷いてもモーター音は空気を伝って響きます。
私の部屋の扇風機の音は、隣にあるトイレに入ると「ブーン」と聞こえます。
面白いことに、立ったりしゃがんだりしても聞こえ方が変わります。
音源に共鳴する位置というのがあるのだと思います。
低周波音を消す方法は?
私が実践している低周波音対策は、他の音でマスキングするという方法です。
音を音で消すって違和感があると思いますが、意外と有効なんです。
ちなみに、耳栓だと音を防げない上に不快なので実用的ではありません。
家電の「ファンの稼働音(モーター音)」でマスキングする!
私がもっともマスキング効果が高いと実感しているのは、
- ファンヒーター
- 扇風機
- エアコンの送風
などの家電の「ファンの稼働音」です。
それで完全に消せると言ったら嘘になります。
マスキングしきれなくてイライラすることも多々ありますが、「逃れられる方法を知っている」というだけでもかなり安心出来ます。
もしもこの方法を知らずにいたら、私は今頃気がくるっていたのではないかなと思うくらいに救われています。
電気代を余分に使いたくないならば、「ホワイトノイズ」でマスキングすることをお勧めします。
「ホワイトノイズ」でマスキングする!
近年、「ホワイトノイズ」というものが浸透してきて、スマホのアプリでもホワイトノイズを流せるものが出ています。
家電の「ファンの稼働音」が使えない場合には「ホワイトノイズ」を流すといいと思います。
私は、スピーカーから出る音よりも家電の「ファンの稼働音」の方がマスキング効果が高いと実感しているので、家電を使えない時のみ、ホワイトノイズマシンやホワイトノイズを流せるアプリを使っています。
低周波音を打ち消す「ホワイトノイズ」のアプリ
ホワイトノイズの音源は色々と用意されていて、
- 雨
- 波
- ファン
- 森の音
- 川の音
- 街の喧騒
- 電車の音
などたくさんあるので、自分にあったものを見つけてください。
「ホワイトノイズ」のアプリのおすすめは?
<ホワイトノイズのアプリ>
私が使っているアプリはこれです。(滅多に使わないけど…)
他にもいいアプリがたくさんあるのでお好みに合うものを探してください。
・「ホワイトノイズ」
・「赤ちゃんの睡眠のためのホワイトノイズ」
どちらも、複数の音を同時に再生して、音量もそれぞれカスタマイズ出来ます。
タイマーもあります。
(※スマホアプリなどのスピーカーから再生する「ファンの音」は、実際の家電の稼働音と比べると不自然で不快に感じる場合もあるかもしれません。実際の稼働音とは別物です。)
※いずれも時々広告が出てきてウザイのですが、無料なので我慢しましょう。
探せば広告が少ないアプリもあると思いますが、探すのが面倒くさいんですよ…m(_ _)m
<リラクゼーションの音>
・自然の音
このアプリは、マスキング効果は低いのですが意外と使えます。現在愛用中(記事作成時)です。
ホワイトノイズと違い、聴き心地のいい自然の音なのでストレスが少なく、安心して使えます。リラクゼーションにもなるのでおすすめです!
アプリを紹介するにあたって改めてアプリを探した時に見つけたのですが、寝る時にこの音を流しながら寝るとリラックスしてうまく眠れるようになりました。
このアプリは広告もあまり出てこなくて使いやすいのでおすすめします!
ホワイトノイズ専用の「ホワイトノイズマシン」のおすすめは?
<ホワイトノイズマシン>
>>ホワイトノイズで検索
「ホワイトノイズマシン」というものをいくつか買ったのですが、実際に使うと不快なものもありました。
■購入したけど気にいらなくて返品したのはこれです。※2019年に購入。
→AVANTEK 改良3代 ホワイトノイズマシン 快眠グッズ 30種癒しサウンド メモリー機能付き
・なんだか、不自然な感じで落ち着かなかったので…。※好みの問題なので、これがダメということではありません。
■私が購入して気にいったのはこれです。※2019年に購入
→ホワイトノイズマシン (レクトロファンマイクロ) 「日本正規品」
(※販売終了、現在は後続品に切り替わっています。私が買った時は¥4,780だったのですが値上がりしていますね…。)
↓後続品が楽天市場でありました。「レクトロファンマイクロ2」
(※後続品は音量ボタンが追加。前は選曲ボタン長押しで音量調節していた。)
■レクトロファンマイクロ2
これはアルゴリズムを使って、録音のリピートではなく自然な感じで音が流れるので不自然に感じないというのが特徴です。
10種類の音がありますが、ファンの音やザーっという砂嵐のようなシンプルな音しかありません。
<音の種類>
・ホワイトノイズ4種類
・ファンサウンド5種類
・波の音1種類
普段から扇風機などのファンの音でマスキングしている人に向いていると思います。
・私は波の音一択です。
本当の波の音とは違って、砂嵐の音が波のリズムで流れているという感じです。
その揺らぎが自然に感じて、リラックスできるので気に入っています。
他の音は不快に感じるものが多いのでほとんど使っていません。
(他の音もちょっと揺らいでくれたら、使えそうなのにと思います…。)
私の実感ではスマホのアプリよりもこの商品の方が、重低音が含まれていて、実際の「ファンの稼働音」に近く、低周波音に関してはマスキング効果があるような気がしています。
扇風機やエアコンなどを使いたくない時に使っています。
・この商品の難点はオフタイマーがないことです。
朝までずーっと鳴りっぱなしは嫌だなあ…と、思いながら使っています。
・Bluetoothスピーカーとして使えるのがいいです。
今回紹介するにあたって、Bluetoothを使ってスマホアプリのホワイトノイズを流してみたのですが、スマホのスピーカーから流すよりもきき心地が良く、マスキング効果が高くなった気がしました。
(スマホのスピーカーの音質がいまいちな場合は、これに限らずとも手持ちのスピーカーに繋いで流すと音が良くなるかもしれません。)
・音量の幅が自由です。(無段階で自由に音量調節が可能)
最小音量はとても小さく出来ますし、最大音量もそこそこ大きく出来ます。
私は、最小音量を限りなく小さく出来るのがありがたいと思いました。
音を小さくして耳元に当てれば周りに迷惑をかけにくいですから、どうしても人と一緒の部屋で寝ないといけない場合には最小にして使用するといいかもしれません。
・イヤホンジャックがない
イヤホンジャックが付いていれば尚、良かったのになと思います。
(イヤホンが使えれば、他人と同室の場合でも気にせずにホワイトノイズを使える。)
・お値段が高いと思う方は、メルカリが安くておススメです。
気に入らなかったら売ってしまうのもいいかもしれません。
参考までに「ホワイトノイズマシン」のおすすめ商品を紹介しましたが、スマホの無料アプリが便利に使えるのでわざわざ買う必要がないかもしれませんし、ホワイトノイズでマスキングする方法が向いていない人もいるので、いきなりホワイトノイズマシンを購入するのはおすすめしません。
とりあえずスマホのアプリでホワイトノイズの効果がどんな感じか?を確認して、効果を実感してから購入する方がいいかなと思います。
低周波音を消す方法のまとめ
私が考えた低周波音対策の方法は、
扇風機などの「ファンの稼働音」でマスキングする
- 扇風機
- ファンヒーター
- エアコンの送風
- 換気扇
などの実際にファンが回ることで発する音を利用するのが、不快に感じずに自然にマスキングできる最善策だと思います。元々普段から使っているものですから、違和感が少ないのは当然ですよね。
ただし、マスキング音を出す製品は、低周波音の原因にもなるので、消音マットを敷く(座布団でもスポンジマットでもいい)などの最低限の対策を忘ないようにしましょう。
(ガスや灯油、赤外線などの火気のある暖房器具は倒れて燃えると危ないので、なにも敷かないで下さい。私が使っているのは電気のファンヒーターなのでスポンジマットを敷いていますが、火事の危険があるものは安全を優先して何も敷かないでください。)
そして、消音マットを敷いたからといって音が完全に防げるわけではありません。
アパートなどの他人と壁で繋がっている環境であれば、自分が被害者になるのと同時に自分も加害者になりうるものだと自覚しておくべきだと思います。
家族ならば簡単に指摘できるものでも他人に苦情を言うのは難しいので、近隣への思いやりとして疑わしいものは全て対策しておきましょう!
ホワイトノイズでマスキングする
ホワイトノイズマシンやアプリの音源だと「稼働音」に比べるとマスキング効果が少ないし、不自然さを感じる場合もありますが、電気代がかかるので家電を余分に稼働させたくない、出先で他に術がない場合には、アプリの音源やホワイトノイズマシンを使うことをお勧めします。
マスキング音そのものが気になる場合は?
マスキングの音すら気になるという方には、別の騒音でマスキングするという方法は有効ではないかもしれませんが、低周波音を我慢し続けるよりは幾分かマシではないかな?と思っています。
私はその「マスキング音」の騒音に関しては、あえて気にしないようにしています。
本心ではもちろん鬱陶しいとは思うのですが、マスキングしてくれていると思うとありがたみを感じますし、集中すると気にならないんですよ。
一方、低周波音は「気にしないというのがどうやっても無理」なので、同じ騒音でもこの違いは大きいと感じています。
エコロジー(環境に優しい)で害されるという皮肉
最近、低周波音の問題が増えているのは、エコキュート、エネファームなどの家庭用の省エネ関連製品の普及が原因だと思います。おそらく、これらが販売され始めた2000年代から始まったのだと思います。
エコロジーのせいで人の生活が害されるなんて皮肉だなと思います。
エコキュートの騒音レベルが40db~50dbで図書館程度だから気にならないのだと説明されていたりしますが、そういうんじゃないんだよ!と、もどかしくなります。
音の大きさの問題じゃ測れないんです。音の性質が問題なのですよ!
低周波音に悩まされるのに比べれば、まだ道路や電車の騒音のほうが心地よいと思います。
友人の家が電車の線路横にあって、道路の音も聞こえる騒がしい場所だったけど、低周波音のように気持ち悪くなったりはしないんですよね。
普通にうるさいな~と思うだけで不快な感じとは違うんですよ。
低周波音の不快さの原因って、耳で感じる音ではなくて、脳内に響いてくる振動が気持ち悪いんですよ!!
そして、長時間「ブゥ~…ン」と、同じ音がなり続けているということ自体が精神的にも追い詰められるくらいのストレスになるんですよ!
ちなみに、「それらの稼働は主に夜に行われる」なんて言われているけども、うちの低周波音は、昼夜関係なく一日中ず~っとなっているんです!ヴア~!!っと叫びたくなります!!😭
そして、「それらの稼働は主に夜に行われるゆえに問題になりやすい」なんて言われているけども、いいえ!夜に限らず昼間に聞いても全く同じく不快です!昼夜関係ないですよ!!と言いたいです…。
外部リンク>>エコキュートの騒音レベルは40db~50db程度
遠くに行くほど際立つのが低周波音の厄介なところ!
たとえ設置場所が離れていたとしても、低周波音は確実に近隣に響いているのです。
むしろ近くにいるよりも離れていた方が低周波音のみが際立って響いてくるのです。
問題は音量じゃないんです!
外にいる時には喧騒にマスキングされて聞こえないのですが、室内に入るとズーンと響いてくるのです。
それが低周波音の厄介なところなんですよ!
地味~に、室内まで響いてくる低周波音の不愉快さは、遭遇した本人じゃないとわからないと思います。
「近隣に騒音が発生していない」という確認は不可能!
「設置場所を工夫すればいい」と言うアドバイスもありますが、設置する本人にとっていいようにコントロールすることはできるかもしれませんが、近隣の家に影響がないように調整したり、「近隣に影響が出ていないのか?」を確認することは無理だと思います。
ご近所さんに、「何月何日から○○を導入しました。それ以降に新たな低周波音が発生しましたか?」などのアンケートを取る以外に低周波音の影響がないか?どうかを確認できる方法がないと思うのですが、そこまでする人はいないと思います。
近隣の家からしてみれば、小さい音なので「気のせいだと言われたらそれまで」だと思うと苦情が言にくいですし、言ったところで「低周波音が迷惑だからその装置を使うな」などの横暴な要求はとてもできないのは目に見えています。
そして、低周波音は発生場所を特定するのが難しいので、そもそも苦情が言えないのです。
低周波音がしているけどどこからするのかは分からない!という場合がほとんどだと思います。
低周波音問題の厄介なところは、加害者側が加害者であることに気づけない上に、被害者側が加害者を特定できない(音の発生源を特定する術がない)所だと思います。
苦情がないというのは、問題がないということではなく、原因を特定出来ないから苦情が出せないだけなので、「苦情がないから大丈夫」という意見を目にするともどかしくなります。
外部リンク:エネファームの低周波被害ってそんなに多いのでしょうか?
「小さい音だから大丈夫」という意見もありますが、
・低周波音を単なる音量として捉えるのか?
・不快な振動として捉えるのか?
では別の基準になるので、話が通じ合っていないような気がして悔しくなります。
私は苦痛のあまりに、どこからするのか分からないその機械(音の発生源)が早く壊れてくれたらいいと強く念じたことがあります😅
今だに全然壊れてませんけど…m(_ _)m
節約の代償を自分の代わりに周りに払わせているという矛盾!
そもそもエコ関連の設備って、コスパやリスクを考えてもメリットが少ないのでは?と思ってしまいます。
エコロジー製品によって、その家の光熱費が節約できたとしても、
近隣の何十軒もの家の人々が低周波音に悩むという被害を被り、低周波音のマスキングのために使わなくてもいい電気製品を稼働させて余分に電気と電気代を消費しているのならば(少なくとも私はそうです)、その一軒の節約の代わりに周りの家がその電気代の負担をしていることになり、エネルギーの使用量もプラマイゼロかそれ以上に消費しているかもしれないので結果的には節約出来ていない上に、周りに迷惑がかかっただけという、皮肉な結果になっていると思うのです。
実際に私は必要ないのにマスキングの為に扇風機をつけたりして、余分に電気代を払っています。
いずれも必要ないのにマスキングのために電気を消費している例です。
家にいる間は必ずつけておく必要があります。
マスキングのためだけに年中使用しているもの。
- 扇風機:30W
- ファンヒーターの送風:30W
- エアコンの送風:15W
これらのいずれかを常に使用。
肌寒い時期は風だけを出すと寒くなるので温風を出す必要がある。
ファンヒーターの暖房:弱300W
エアコンを使った場合は、設定温度で風が止まってしまった時のために扇風機を回しておく必要があるので+30Wかかります。
止まってしまわない為に設定温度を通常よりも、冬は高く、夏は低く設定して余分に電気代をかなり消費している時期もありました。
他人の節約の為に一体いくら電気代を余分に払わされたのだろうか?と考えると、もやもやします…。
ちなみに、最近は電気代がもったいないので家電をなるべく使わずに、「レクトロファンマイクロ2」を使っていますが、家電の「ファンの稼働音」と比べるとマスキングの効果が弱いので家電の「ファンの稼働音」を使っている時よりもストレスが溜まっています…m(_ _)m
これらは周辺住民の無言の我慢の上に成り立っているものだということを忘れないで頂きたいです。
(※周りに家がない場合には問題ないですが…)
そして、ご近所さんがマスキングの方法に気づいていればまだいい方です。
対処できない人は体調不良になっているかもしれません。
その人はその家の節約の代償を被っているのです。
周辺住民はエコキュート等を使っている家のせいで、
- 常に本来感じるはずの静かなやすらぎを奪われている
- 常に低周波音に脳みそを侵害されている
- 余分な電気代を払わされている
のです。
悪いのは誰だ?!
では誰が悪いのでしょうか?
その家主が迷惑をかけるつもりで使っているわけではないし、そもそも騒音があるなんて知らなかったはずです。
本人に悪気がないなら誰に文句を言えばいいのでしょう?!
騒音でも香害(香料が強い製品)でも悪いのは利用者ではなく、迷惑な製品を無責任に売り出す企業です。
せめて自分の作った商品が公害にならないか?を確認して責任を負って欲しいです。
害のあるものをむやみに売り出さないで欲しいです!
そして、それを購入したい人に問いかけたいです!
エコなんとかって製品は本当に必要ですかね?!得してますかね?!
そのエコロジーは本当に必要ですか?
売り込み文句に騙されないでよく考えてから導入して欲しいです。
大金をかけたあげくに「低周波音が酷くて使用できない!」となったらば、大きな損害になってしまいます…。
こういう製品は、周辺住民の生活を害す可能性がある時点でもはや、存在自体が害悪なのでは?
香料も騒音も販売元には責任を持って欲しいです!
私はそれらを、目に見えない公害だと思っています。
こちらの記事はわりと細かく調べてくれています。
■家庭生活にかかわる低周波音問題、エネファームの測定結果から見えてきたもの
■エコキュート(ヒートポンプ給湯機)には、低周波音問題があることを忘れずに! ご近所への配慮は必須です
あとがき
誰にもわかってもらえない目に見えない公害のつらさ!
低周波音や匂いなどの、目に見えないもので苦しんでいても、音や匂いの扱い方は個人の自由と捉えられるのがつらいところです。
そして、なかなか理解を得られないんですよね…。
家族が使う洗剤の匂いや、部屋に響く低周波音は家族に言っても分かってもらえないんですよ。
気のせいじゃないの?耳鳴りでしょ?気にしすぎでしょ?なんて「過敏だから悪い」ということにされて、バカにされたりもします。
不思議なことに、かなり鈍感なタイプの人がいるんですよね。
その人に近づくと頭が痛くなるぐらいに強い香りを発しているのに本人はケロッとしているのです。
ある日、姉が香料の強い洗剤を使っていた時に『姉に近づくと香料が強くて頭が痛くなる』と姉に言ったら、姉が『だから最近頭が痛かったのかな?!』と、私に言われたことで、「頭痛の原因が香料だった」ということに気づいたということがありました。
「症状があるのに原因に気づかない」というのを目の当たりにして、そこまで鈍くなれるのか?!と不思議に思いました。
そして、「本人が匂いを感じていなくても、健康に被害は出ている」というのも厄介だと思いました。
だから「気づかなければいい」「鈍ければいい」っていうものでもないんだなと思いました。
そして気づかずに人に迷惑かけるのも罪深いと思うのです。
鈍い人は香料を使いすぎて周りに迷惑をかけますから、私はこのまま異常に気づける人間でありたいと思います。
「衣類に強い香料を使う」こと自体が元凶なんです!
ほとんどの人は過敏症というわけではなく、正常に五感を感じているだけなのです。
「過敏な人に合わせて欲しい」という無理な要求をしているわけではなく、異常なほどに強い香料を使っているから、普通に戻して欲しいだけなんですよ。
最近の洗剤や柔軟剤の香料は常軌を逸しています。
そこが問題なんです。
昔の香害は「一部の香水マニアの人が周りの迷惑になる」というのが主でした。
しかし現在は普通の人が洗濯をした時に異常に香料の強い洗剤や柔軟剤を使った結果、鼻がマヒして香料中毒になってしまったのです。
その人たちは洗濯をしているだけなので「洗濯しているだけで香料を使っている自覚がない」というのが厄介なところなんです。
香水であれば本人は香料をつけているという自覚はあるでしょう。
しかし洗剤や柔軟剤は無自覚にいられるんです。
そもそも衣類に強い香料を使うべきではないんです!
衣類は常にまとっているものなので、必ず鼻がマヒしてきます。
ゆえに「無自覚のままに鼻がマヒした人を大量発生させている」ということが大問題なんです。
一昔前の洗濯洗剤の香料は不自然に残り香が続くことはなく、通常の人間には無害なものでした。
しかし今は「マイクロカプセル」という厄介な香料を使っているものまであって、これがかなりの曲者(有害物質)です。
メーカーが「いかに残り香を強くするか?」というナンセンスな努力をしていることに辟易します。
それらの洗剤や柔軟剤の香料は「他の洗剤で一回洗ったくらいでは香料の臭いが落ちない」くらいに強いので、使用量を守っていたとしても、洗濯の度に臭いが蓄積していき、最初より臭いが強くなっていると思うのです。
そして、衣類に臭いがついていたならば、TPOなんて絶対に守れないです。食事に行くから服を脱ごうなんて出来ないのだから…。
話が低周波音から逸れてしまいましたが、見えない公害ということで、根本的には同じ種類の悩みです。
音でも匂いでも、常軌を逸したものは有害だ!とはっきり法律で安全基準を決めて欲しいものです。
自社製品が「人に迷惑をかけないもの」であるように会社は責任を持つべきだと思います。
強い香料や騒音を出すものを売らないで欲しいです!
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(あくまでも個人的な見解です。不愉快な意見があったならば申し訳ございません…m(_ _)m)
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